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平成20年度施政方針



村長写真

4.産業の振興

 本村の産業別就業者数の構成比をみると、第一次産業が2.5%、第二次産業が17.8%、第三次産業が79.7%となっており、サービス業や卸小売業の第三次産業に特化した構造になっております。
 産業の振興は、地域の特性を最大限に生かすことが極めて重要であり、農業団体、漁業団体、商工業団体の連携強化により、本村の持つ資源の活用や特産品開発等の推進に取り組みます。
 また、近年の地球温暖化問題に関連し、村内における生活活動や産業活動におけるエネルギーの使用方法等について、多角的に調査研究を進めてまいります。

 農業振興については、施設園芸による品質の向上と化学肥料の使用量の削減を目指す資源循環型農業を推進し、学校給食や観光施設等で農産物の利用促進を図るため、安定供給と安心安全な農産物の生産拡大を促進します。
 本村における農産物の生産は、野菜、ラン、菊、観葉植物及び果樹の栽培と、小規模経営ながらも多種多様な作物を出荷しております。
 しかしながら、近年農業者の高齢化や後継者不足が一段と進行しており、認定農業者等担い手の育成・確保が喫緊の課題となっております。農地流動化などにより就業支援を行い課題解決に努めてまいります。
 また、さとうきびの価格形成と支援政策に対応するため設立した北中城村さとうきび生産組合と連携して、さとうきび経営安定対策にとりくんでまいります。

 農業用排水路の管理について、特に雨水が多量に流れ込む箇所については、水路整備と併せて土砂流出防止策等を講じて農地の保全に努めます。

 松くい虫対策については、重要松の保護及び被害木の伐倒、焼却処理等を引き続き実施していきます。

 漁民の支援について、これまで実施してきた漁業資材補助及び村漁業組合育成補助等を引き続き実施してまいります。沖縄県魚介類拠点産地形成を推進するため、本村のアーサ拠点産地としての特定区画漁業権拡張を図ります。
 また、アーサの安定的な生産供給体制を確立し特産品としてのブランド化を図り、県内外での販路の開拓と販売拡大を促進します。

 商工観光振興については、北中城村商工会と連携を密にし、商工会の活性化に向け、取り組みを行い、また観光振興におきましては、沖縄観光コンベンションビューローと連携を図りながら、村内各地域の自然、歴史・文化的資源を活かした体験・滞在型観光、交流の場の創出に向け地域観光のPRや新たな観光スポットの創出等、地域活性化に努めてまいります。また、新たな観光スポットとして「日本一早いヒマワリ」をキャッチフレーズにヒマワリ畑を広げながら、県内外からの観光客の誘致に努めてまいります。

 北中城まつりについて、「村民参加による手づくりのまつり」として定着させ、村民が集う語らいの場として活用するとともに、各種団体の育成・発展につなげていきたいと考えております。

 特産品の開発について、地域特産品は、観光のみならず地域振興にとって重要な要素であり、各種団体、地域と連携して特産品目の開発と商品化を進めてまいります。

 EMによるまちづくりについて、EMの普及を図るため、今年度も各自治会へ活性液の提供をしていきます。
 また、今年度は、「EMによるまちづくり」のさらなる普及推進に向けて、EM技術の指導員を養成します。そのためにEM講習会受講費の負担をおこないます。
 さらに、EM技術を利用した産業振興の可能性を探るため、EM研究機構と連携して取り組んでまいります。

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