3.生活環境の整備及び都市計画
道路整備事業について、道路は、住民が最も必要とする基本的な社会基盤であり、安全で利便性の高い、住みよい生活環境の整備を図るため、住民ニーズと生活環境の現状を踏まえて、安全性、緊急性、実効性等の視点に立って優先順位を定め、計画的に道路整備事業の推進を図ってまいります。
今年度は、村道熱田164号線整備工事、喜舎場128号線整備工事、渡口地内雨水排水路整備工事、大城地区の排水路整備工事、大城地区道路整備工事等を実施します。
また、都市公園事業については、美崎地区の広場整備工事を実施します。
上水道事業については、給水人口の増加や生活文化の向上に伴い、給水区域内の安定供給と安心安全な給水を図るため、配水施設の整備や水質検査の実施、水道事業経営の安定化に努めてまいります。また、有収率向上のため漏水調査を引き続き実施するとともに、老朽化した配水管の改良工事を行います。
さらに、今年度は役場庁舎に隣接して水道庁舎を新築し、水道事業のサービスの向上を図ります。また、水道料金の収納の利便性と収納率向上のため、24時間利用可能なコンビニエンスストアでの収納に向け取り組んでいきます。
下水道事業については、清潔で快適な生活環境の確保、海や河川等における公共水域の水質保全等、重要な役割を担っており、住民生活に不可欠な事業であります。現在、中城湾流域197ヘクタール、中部流域264.4ヘクタールについて事業認可を得ておりますが、今年度は中部流域の屋宜原、瑞慶覧地区の約50ヘクタールの事業認可変更を予定しており、引き続き整備率・水洗化率の向上に努めてまいります。
さらに、今年度の工事として、島袋地区を重点的に整備していきます。
環境衛生事業について、「混ぜればごみ、分ければ資源」という観点で実施しているごみの5種類分別収集は、村民の皆様のご協力で順調に推移しております。引き続きごみの減量化や資源化を推進し、循環型社会への意識の高揚に努めます。
また、これまで、資源ごみの回収作業は、午前8時30分から開始しておりましたが、回収率を高めるため、今年から午前6時30分から作業を開始して資源ごみの回収に努めてまいります。
生ごみ処理機補助等ごみ減量化推進対策については、継続実施するとともに、環境の悪化をまねく不法投棄を未然に防ぐため、不法投棄パトロールを実施してまいります。
ＥＭ生ごみ処理による地域環境づくりについて、高額な経費を必要とする生ごみ処理について、ＥＭを活用することにより、経費の節減とＥＭ肥料への再生が可能なことから、今年度も「ＥＭモデル地区」を継続指定してＥＭ活用の更なる推進を図るとともに地域環境の向上に努めてまいります。
地域防災計画については、平成18年度から平成19年度にかけて、北中城村防災会議を開催し、防災マップの作成、地域防災計画の修正案を作成するとともに、沖縄県の防災計画との整合性を図るため、県と協議を重ねてまいりました。今年度は協議が整い次第、本村の地域防災計画を村民に周知し、防災意識の普及啓発に努めます。
消防体制の拡充について、消防組合は今年6月に発足30周年を迎えます。その間、災害時の安全確保に迅速かつ的確に対処できるように消防力・防災機能の維持強化に努め、住民の生命と財産を守り安心安全なまちづくりに取り組んでまいりました。
また、昨年、「沖縄県消防広域化推進計画」が策定されました。広域化によって、災害発生時における初動体制の強化、救急業務や予防業務の高度化及び専門化、消防署の配置や管轄区域の適正化による現場到着時間の短縮など消防力の強化による住民サービスの向上が図れることから、広域化の実現に向け取り組んでまいります。