ロタウイルスワクチン予防接種について(令和2年10月1日開始)
更新日:2020年09月18日
令和2年10月1日から、新たに定期の予防接種として、ロタウイルス感染症の予防接種を開始します。
接種対象者には、個別通知で案内を送付いたします。
ロタウイルス感染症とは
ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期にかかりやすい病気です。主な症状は、水のような下痢、吐き気、嘔吐(おうと)、発熱、腹痛です。
感染力が強く、5歳までにほぼ全ての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。
脱水症状がひどくなると入院治療が必要になることがあり、5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち、40~50%前後はロタウイルスが原因です。
一生のうちに何度も感染する可能性がありますが、初めて感染したときが最も重症化しやすく、ワクチンを接種することで、入院を要するほどの重症化を70~90%減らすことができます。
接種回数及び対象者
ワクチンは2種類あり、同様の効果があります。
2回接種を受けるものと3回接種を受けるものがあります。同じワクチンで、決められた回数の接種をしましょう。
対象者は、令和2年8月1日以降に生まれた乳児で、それぞれのワクチンの接種方法に沿って下記をご確認ください。医療機関によって、取り扱うワクチンが異なりますのでご注意ください。
ワクチン名 |
ロタテック(5価) |
ロタリックス(1価) |
接種回数 |
3回 | 2回 |
対象者 |
令和2年8月1日以降に生まれた |
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出生6週0日後から24週0日後までの乳児 |
出生6週0日後から32週0日後までの乳児 |
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接種間隔 |
27日以上の間隔をあけて |
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接種期限 |
生後32週(7か月半)まで |
生後24週(5か月半)まで |
注意 |
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- ロタテック(R) =「5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン」 (5価)、3回接種
- ロタリックス(R)=「経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン」 (1価)、2回接種
接種スケジュール

接種費用
無料
令和2年10月1日より前に、任意接種(全額自己負担)で予防接種を受けた場合、接種費用の償還払い等による返金はできません。
ロタウイルスワクチン及び副反応について
ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらも経口ワクチン(飲むワクチン)です。予防効果や安全性に差はなく、どちらのワクチンを扱っているかは、医療機関により異なります。
最初に接種したワクチンを2回目以降も接種します。飲んだ後に吐き出したとしても、再接種の必要はありません。
副反応としては、いつもより不機嫌になったり、下痢、嘔吐(おうと)、咳、発熱などがみられることがありますが、特に接種後1~2週間は「腸重積症」に注意が必要です。
「腸重積症」について
腸重積症は、腸の一部が隣接する腸管にはまり込む病気です。腸の血流が悪くなることで腸の組織に障害を起こすことがあるため、速やかな治療が必要です。
ワクチン接種から1~2週間くらいまでの間には、腸重積症のリスクが通常より高まると報告されています。腸重積症の症状としては、
- 「突然はげしく泣く」
- 「機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す」
- 「嘔吐する」
- 「血便がでる」
- 「ぐったりして顔色が悪い」
などがあります。
接種後にこれらの症状が一つでも見られた場合は速やかに医療機関を受診しましょう。腸重積症はロタウイルスワクチンの接種にかかわらず、乳幼児がり患することのある疾患で、まれな病気ではありません。
接種場所
指令医療機関(PDFファイル:233.3KB)(令和2年10月1日開始)
- この記事に関するお問い合わせ先
-
北中城村役場 健康保険課 健康対策係
郵便番号901-2392
沖縄県中頭郡北中城村字喜舎場426-2
第二庁舎2階
電話番号:098-935-2267(内線267・268・269・270) ファックス:098-935-4771健康保険課へのお問い合わせはこちら