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認定証を受け取る新垣村長 アーサ拠点産地に認定
 

 村特産品のアーサ(ヒトエグサ)の養殖拠点産地として村が県から認定を受け、3月29日に村役場で沖縄県養殖魚介類拠点産地認定証交付式が行われました。拠点産地の認定は定時・定量・安定供給が条件で、恩納村の海ブドウに続き2地区目です。新垣邦男村長は「たいへん名誉ある認定。生産量100トンを目指し、全国的に展開していきたい」と抱負を述べました。
  村内でのアーサ養殖は昭和60年に始まりました。熱田・渡口地区で盛んに行われ、現在では1月から4月をピークに年間約50トン(県内最大)を生産しています。平成18年3月には「沖縄 ふるさと百選」の生産部門にも認定されました。
  収穫されたアーサは現在、冷凍や乾燥の加工をして出荷されています。村学校給食共同調理場の調理員や栄養士と協働して即席アーサスープやその他の加工品開発にも力を入れており、村の特産品としてブランド化へと期待が高まっています。

地域で生産し地域で消費する
北中城村地産地消推進協議会設立
 

 北中城村地産地消推進協議会(新垣邦男会長)の設立総会が4月5日、村役場で開催されました。生産者の顔が見える安全・安心で新鮮な地元食材の利用促進(1.村民が消費する2.村学校給食で利用する)により、村民の健康で豊かな食生活の実現や村内の農水産業の振興を図ります。新垣会長は「『地産地消』とあちらこちらで言われているが、実際はなかなか難しい。生産者と行政が一体となって地場産業を育成していきたい」とあいさつしました。
 村学校給食調理場では2年前からニンジン・ジャガイモ・ほうれん草・卵などの地元食材の利用を始め、その入荷額は平成17年度164万円、18年度には 364万円と大幅に伸びました。今後は一千万円を目標としています。高価なため学校給食の食材として用いられなかったドラゴンフルーツやパッションフルーツなども地元生産者との連携により安価で利用できるようになりました。今回の協議会設立により、地元食材の需要と供給の生産計画等の調整や供給システムの確立も期待されます。
協議会は会の趣旨に賛同する村内の農水産物生産者、村産業振興課、村学校給食共同調理場、JAおきなわ北中城支店、中部農業改良普及センターの会員で構成されます。

北中城村地産地消推進協議会設立総会

地元食材で地域活性化へ
 

 村青年連合会(比嘉豪会長)では3月25日、村立中央公民館で地産地消料理講習会を開催しました。村の特産品を食材に用いた加工品を開発・商品化し、村の活性化へ繋げたいとの思いで実施。村職員の栄養士・調理師を講師に、村内産のアーサとパッションフルーツを利用した料理を試作しました。
 参加した会員は地産地消への関心が深まり、地元食材を利用して新しいものを作り出す喜びを感じたようです。村青年連合会では、今後も継続して講習会を行う予定です。

地産地消料理講習会
予定になかったメニューにも
挑戦してみました



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