トップページ > 人権週間、エコファーマー認定、いじめについて

 人権週間にちなみ、12月8日、北中城小学校と島袋小学校で人権に関する催しが行われました。
 北中城小学校では、10月10日に植え付けをした「人権の花」の開花式。舞台には見事に咲いたベゴニアが並びました。人権イメージキャラクターの「人KENまもる君」が登場すると、児童は歓声をあげて大興奮。「人権が守られていないときには、周囲の人に相談しよう」と、まもる君と確認しました。
 児童を代表して花城よしのさん(6年)は「花をきれいに育てられるか心配でしたが、毎日水をかけているうちに花にも優しい心を持つのだと感じ、思いやりの心を持って水をかけました。人権の花は今日もきれいに咲いています。花とともにこれからも優しい心や思いやりの心をずっと育てていきましょう」と挨拶しました。

人KENまもる君と握手をする
児童のみなさん

ここでは何が問題かな?とみんなで考えました
 島袋小学校では、人権に関する講話を行いました。人権擁護委員の安里史子さんが講師となり、二学年ずつ、学年に応じた本を読み聞かせました。3・4年生には「種をまこう『じんけんってなあに』」という本の中から学校生活の話を取り上げ、「ここでは何が問題?どうしたら良かったのかな?」と、児童と確認し合いました。
 安里さんは「眠る前に、今日自分がしたことは正しかったか胸に手を当てて考えてみてください。良いことしたなと思ったら心がウキウキします。悪いことをしたら自分の心が答えてくれます。お友達とけんかをしても『ごめんね』と言える関係であってほしい。きちんと謝れる子はいつも心が晴れ晴れとしています」と児童に優しく語りかけました。
 北中城中学校でも12月1日に人権擁護委員の安里史子さんを招き、人権集会が催されました。いじめを自分たちの問題としてとらえ、これから人権について向き合っていこうという安里さんの語りかけに、生徒の皆さんは真剣な眼差しで話を聞いていました。

 11月10日、新たなエコファーマーが誕生しました。今回選ばれたのはパッションフルーツ栽培を営む大城儀盛さん(熱田)、知念美代子さん(熱田)、比嘉栄信さん(中城村在住。北中城村果樹生産振興会会員。安谷屋の農地で栽培)の3人。エコファーマー認定を受けた村内のパッションフルーツは、県でも高い評価を受けています。

エコファーマーとは?
 環境保全型農業に取り組む農業者として県知事が認定し支援するもので、
 1.土作り 2.化学肥料低減 3.化学合成農薬低減
の3つの技術を一体的に行い、自然や体に優しい農業に取り組みます。認定されると全国共通のマークを農作物に使用でき、税制上の優遇措置や農業改良資金(環境保全型農業導入資金)の貸付に関しての優遇措置が受けられます。


11月24日 新垣村長に認定を報告。
「これからも良いものを作ります」


北中城村教育委員会
子どもは、いじめられていることを親になかなか言えないものです。
弱いと思われたくない、心配をかけたくない、親から相手に伝わって、いじめがさらに
ひどくなるのではないか…という気持ちがあるからです。

いじめられていることを早く見つけるにはどうしたらよいでしょうか。

いじめられているときには、次のような変化が見られることがあります。

・けがや体調の不良を訴える。食欲が落ちる。表情が暗くなる。
・いらだつことが多くなる。親への反抗や兄弟げんかが多くなる。
・親を避け、部屋に閉じこもりがちになる。
・衣服が破れたり、汚れたり、自転車等が壊されたりする。
・持ち物がなくなる。金銭の使い方が荒くなる。
・登校を渋る。部活動に行きたがらなくなる。学校のことを話したがらなくなる。
・成績が落ちる。忘れ物が多くなる。
・友達関係が変わる。友達からの呼び出しが多くなる。

 これらの、いつもとは違うちょっとした子どもの変化に気付くためには、子どもの生活の様子を注意深く見ていることが必要です。
 いじめではないかと気になったら、どんな小さなことでも、すぐ学校に連絡します。

こどもから「いじめられている」と打ち明けられたら、どのような態度で聞けばよいでしょうか。

「どんなことがあっても、あなたの味方だよ」という、親として強い意志をしっかり伝えて安心感を与えることが大切です。
・できる限り口をはさまず、じっくり腰をすえて子どもの話しを聴きます。
・「がんばれ」「しっかりしろ」などの安易な励ましは逆効果です。
・急いで事実関係をはっきりさせることよりも、本人の苦しみや恐怖感を理解することです。
いじめの解決に向けた親の対応は、どうしたらよいでしょうか。

まず、学校に連絡してください。学校と協議しながら、解決に向け対応を考えていきましょう。


・子どもの気持ちに配慮して行動することが大切です。電話や手紙よりも、直接先生と会う。
・子どもの身の危険が感じられる場合は、学校を休ませるなど、目の届く所におき、学校へ連絡します。
・いじめていた子の保護者とは、学校と相談しながらかかわります。謝罪や和解を急ぎ過ぎないこと。形だけの仲直りは根本的な解決になりません。
・いじめが解決しても、学校と連絡を取り合い、引き続き子どもへの目配りと会話を大切にします。


新垣村長へ表彰を報告する比嘉さん
(中央・11月28日)
 前教育長の比嘉勲さんが「地方教育行政功労者」として10月16日、文部科学大臣より表彰されました(11月24日に県より伝達表彰)。
 この表彰は教育委員会の委員として、多年にわたり地方教育行政の充実発展に尽力し、顕著な功績を挙げられた方に与えられるものです。

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