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 知念佐枝さん 続報です!!
全国児童才能開発コンテスト科学部門で全国連合小学校長会会長賞
広報十一月号でお届けした知念佐枝さんの「かいこの研究」が全国でも認められました。
 佐枝さんは、沖縄県児童生徒科学賞作品で最優秀賞に選ばれ、全国大会に出展していました。
母・絹代さんもいっしょに喜びの報告をしました
 
 佐枝さん(島袋小・三年)の「かいこの研究」が、第四十二回全国児童才能開発コンテスト科学部門で全国連合小学校長会会長を受賞し、三月七日、「大きな賞をいただきましたので報告にまいりました」と満面の笑顔で島袋小学校の伊佐明美校長らが新垣村長を訪ねました。
 村長室では、川上辰雄教育長が佐枝さんの表彰状を読み上げ、賞状と副賞の双眼鏡を伝達授与しました。佐枝さんのお陰で受賞した『学校奨励賞』は、村長から伊佐校長に賞状と盾、副賞の昆虫生態図鑑を伝達授与しました。この賞は、文部科学大臣賞、全国都道府県教育委員長協議会会長賞、全国都道府県教育長協議会会長賞に次ぐ賞です。
 新垣村長は「こんなにすばらしい賞をいただいてよかったですね。村の誇りです」と喜び、「どんなところが大変でしたか、理科が好きですか、将来は何になりたいの」などあれこれ質問しました。それに対し佐枝さんは、「かいこの卵を集めるところや解剖するときコロコロ動いて大変だった。えさを集めるのも大変だった。理科は好きです。将来はお医者さんになりたいです」とにっこり。その他にも一年生のころから取り組んだいろいろな研究の内容もスラスラと応えていました。母の絹代さんは「本人が好きなんです(調べ学習)。ただ、行き詰まったときに少しアドバイスをします。資料などは、父親がインターネットで収集してくれます」と両親の熱心な協力も伺えました。
教育版画コンクールで『学校賞』=島袋小学校
表彰状と盾を携え、喜びの報告です
 第四十三回沖縄教育版画コンクール(主催・沖縄教育版画の会、琉球新報社)の表彰式が二月十八日、うるま市石川会館で行われ島袋小学校が『学校賞』を受賞しました。 島袋小学校から応募した三〇〇人のうち、特選に二十八人、佳作に八十二人、入選に九十九人と、合計二〇九人もの児童が賞を受けました。
 二月二十四日には、伊佐明美校長と児童らが表彰状と盾を携え、川上辰雄教育長に喜びの報告をしました。
数えきれない思い出と友達 その宝を胸に今出発の時

 三月十一日、北中城中学校で卒業式が行われました。新垣利雄教頭が、思い出深い三年間の学事報告を、我謝達美校長が卒業認定と卒業証書の授与を行いました。教育委員会の告辞や卒業生を送る言葉などの後、中里華鎌さんが卒業生門出のことばを述べました。「今日、九年間の義務教育が終ろうとしています。楽しかったことも、つらかったことも、すべては私たちが成長するために必要なことだったのだと思います。先生方から教えてもらったことを胸に留め、これからの人生に生かして行きたいと思います。私たちが今日この日を迎えられたのは家族のおかげです。これからも見守ってほしいと思います。後輩のみなさん、私たちができなかったことに積極的にチャレンジしていって下さい。変身、前進北中城中学校を目指して、皆さんの活躍に期待します」途中は感極まり涙。感動的な卒業式でした。

『多くの人に支えられて』

 二月二十八日、北中城中学校で一年生を対象に『多くの人に支えられて』と題し、上里一之さん(四十二歳)が講話を行いました。上里さんは、体育大学在学中にクラブ活動中、事故で脊髄を損傷し、車いすの生活となりましたが、現在、障害者生活支援センター「ほると」で、臨時の相談員をしながら、沖縄脊髄損傷者連合会の会長として、福祉活動や学校での講演活動を行っています。
 上里さんは、元気だったころの話やけがをした頃の様子、入院時の出来事やその時に気づいたこと・考えたことなど車いす生活を始めるまでの様子をはなしました。生徒たちは、熱心に耳を傾け、時折涙ぐむ生徒もいました。
 講話の後の質疑では、「どんなふうに絵をかくのですか」「これから挑戦したいことはなんですか」「今楽しいですか」など質問をしていました。


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