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大城彩さんの絵画が国連ビルの画廊に展示
国連ビルに展示された絵

 ジュネーブワールド(ジュネーブ有志の会)が国連六十周年にちなんだ絵画展(平成十七年十一月二十八日から翌年一月三十一日まで)を国連ビルの画廊で開催しました。その絵画展に北中城中学校三年生の大城彩さん(和仁屋)の絵が選ばれて展示されました。国連加盟国の六歳から十六歳までの子どもが対象の展示会は、指導者に影響されないよう大使館や公式な機関を通さずに募集されました。展示会への応募のいきさつなどについて、彩さんと、仲介してくださった豊永伊佐子さん(村教育委員)にお話を伺いました。

大城彩さんと仲介者の豊永伊佐子さん

 はじめに、大城彩さん
=応募の動機はなんですか。
 掲示された募集要項を見てふと思ったのです。他のコンクール(ポスター募集等)と違うなと。
=「私が見た世界」というテーマの中で「貧困」をテーマにしたのはどうしてですか。
 テレビを見ている中で貧しい生活をしている子どもたちの映像が印象に残っていました。
=作品を仕上げるのにどれくらいかかりましたか
 構想に五日くらい、描くのは自宅で二日くらいです。
=どんなことを思いながら描きましたか
 多くの子どもが捨てられたり、暴力を受けたり、裕福な生活をしている人からはありえない、考えられない現状があることを表現しました。
=今回のことがきっかけでなにか考えたことがありますか
 なぜか、実感がないので特にありません。

 次に、豊永伊佐子さん
=展示会はどこからの情報でしたか
 スイスの銀行で働いている高校時代の友人とクラス会で出会い、近況を話しているうちにジュネーブワールドの話題が出ました。
=どんなところに紹介しましたか
 村内の小・中学校と沖縄ろう学校に紹介しました。その中で、島袋小学校から二十五点、北中城中学校から四点の応募がありました。
=紹介にあたっては何か思いがありましたか
 小さい村を出て広い世界に飛び出してほしいです。財産(知的)等をいっぱい携えて村に帰ってきて貢献してほしいです。
 展示会の絵は今後、シンガポールを皮切りにニューヨークなど世界中で展示紹介されるという新情報を入手して、とてもすばらしいことだとあらためて感じています。
=ありがとうございました。

少年野球一筋35年 棚原清昌さんバッティングマシンをプレゼント
棚原清昌さん
 安谷屋ライオンズの監督・棚原清昌さんが、チームにバッティングマシンをプレゼントしました。棚原さんは、同チームの監督として結成当初から関わり今年で三十五年になることや、昨年亡くなった棚原さんのお母さんが生前「子どもたちが喜ぶことを何かしたら」と話していたこともあって贈呈。一月九日に届いたマシンについて、安谷屋ライオンズの吉田竜馬キャプテンは「うれしいです。マシンはコントロールがいいから打率が上がりそうです」と喜びいっぱいで話しました。
一人ひとり輝いて・学芸会 北中城小学校・島袋小学校
 二月五日、北中城小学校と島袋小学校で、平成十七年度学芸会が行われました。
 北中城小学校は「北中っ子が輝く舞台いっぱいの感動と拍手を広げよう!」
 島袋小学校は「かがやけ!!みんなでつくる感動の舞台」がテーマです。
 日頃の学習の成果を存分に発表しました。
 演技終了後の達成感に満ちた子どもたちの表情が印象的でした。
 どの学校もどの学年も一人ひとり輝いていました。

迫力あるリコーダーが会場に響きます・北中城小学校

「走れメロス」を熱演する6年生・島袋小学校
生きる力をはぐくむことを目指し、幼児・児童生徒一人一人に「基礎学力」を身に付けさせる

子ども会を紹介する
玉城若子さん
 平成十七年度の村学力推進向上委員会の実践研究発表会が二月八日、北中城中学校で開催されました。発表会は「創造性・国際性に富む人材の育成と生涯学習の振興」を目指した村学力向上対策推進協議会の具体的取り組みと、成果を発表しました。北中城小学校・知念克治教諭、島袋小学校・福重浩之教諭、北中城中学校・嶋倉利枝教諭が学校での取組、仲順支部・玉城若子さん、瑞慶覧支部・前田郷美さんが、地域子ども会の活動について発表をしました。
村役場の正門にしーさーが鎮座
 陶芸家の山内米一さん(安谷屋)から陶遊窯で焼いた縦一m五cm重さ百三十kgのしーさー一対が村に寄贈され、県道八十一号線に面した村役場正門に設置されました。二月十六日には、議員や自治会長、村内の陶芸家などが参加して除幕式を行いました。村長は「北中城村役場のいいシンボルができました。ありがとうございます」とお礼を述べました。「陶芸は遊びながら楽しむもの」と話す作者の山内さんの言葉どおり、しーさーに威厳と楽しそうな表情を感じます。

山内米一さん(写真左)のつくったしーさーの前で

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