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対馬丸記念館で係員の説明に聞き入る
沖縄戦追体験学習 島袋子ども会
 8月14日、「2005年度夏休み沖縄戦追体験学習」が平和を守る北中城村民の会(新垣邦男会長)主催で開催されました。
 戦争体験の風化が危惧される中、子どもから大人までの戦争追体験学習を実施することで、沖縄戦の実相を知り村民総ぐるみの反戦平和運動に生かそうと毎年開催しています。今回は、島袋子ども会(喜屋武満会長)の親子34人が参加し、村内のボランティア平和ガイドの山野進さんや比嘉實さんらの案内で対馬丸記念館や糸数壕などを周り追体験しました。
陶芸作品の窯だし デイサービス「しおさい」
 8月15日、デイサービスセンター「しおさい」に通うみなさんが陶芸作品の窯だしを行いました。村総合社会福祉センター内に設置された陶芸釜が開いた瞬間、窯だしに立会った月曜日グループのおばあちゃんたちから拍手と歓声があがりました。
 窯だしされたのは、金曜日までの各グループの作品50点ほど。ボランティアのみなさんが作品を並べると「いい色だね。形もいいね」など丹念に鑑賞。指導にあたった砂川長信さんは、「おばちゃんたちは、若いときに沖縄そばをつくっているからこねるのが上手だったよ」と作品づくりをうれしそうに振り返りました。

窯だしの瞬間 拍手と歓声が
青年エイサーまつり
 8月21日、「北中城村青年エイサーまつり」が若松公園で行われました。村内7チームが参加し、躍動感あふれる演技で、訪れた家族づれやエイサーファンを沸かせました。中でも浴衣や甚平姿のちびっ子たちがエイサーのリズムに合わせて踊る姿が印象的。「頼もしい後継者ここにあり!将来は、私たちにマカチョウケー」…
今回の出場チーム(プログラム順)
1.渡口青年会       5.島袋青年会
2.和仁屋青年会      6.熱田青年会
3.久場青年会(友情出演) 7.喜舎場青年会
4.仲順青年会       8.安谷屋青年会
村老連ゲートボール大会
最高齢・満99歳も元気に参加

 8月31日、村老人クラブ連合会(大城トヨ会長)は、沖縄県総合運動公園内レクリエーションドームで、会員の親睦や生きがいづくりを目的に第29回ゲートボール大会を開催しました。88歳以上7人の参加者には、大城会長から「これからもゲートボールを楽しんでください」と記念品が贈られました。最高齢99歳の参加者安座間カメさん(島袋)に元気の秘訣を伺うと「体は小さいけど若いころ馬も扱いよったよ〜 ゲートボールは楽しみ」と笑顔。地域でも「毎日ゲートボールを楽しむ元気なおばあ」と評判だそうです。
 大会を制したのは、屋宜原1組チームでした。

元気な安座間カメさん99歳
ごみ処理場を見学しよう
 9月5日、北中城小学校(石川勝美校長)の4年生141人が、中城村北中城村清掃事務組合のごみ焼却施設「青葉苑」を見学しました。ごみ処理場で働く人々の様子を見たり、話しを聞いたりして廃棄物の処理の仕方を理解し、みんながごみの減量化をしなければならないことに気づくことが学習のねらいです。児童たちは、清掃事務組合や青葉苑の職員から施設設備や仕事内容、ごみの再利用について説明を受けました。美しい自然と環境を守るために、ごみについてもっと関心を持たなければと実感したようです。
手作りの温かい味噌です
JA女性部が100個贈呈

 JAおきなわ北中城支店の女性部(比嘉八重子会長)は、平成11年度から敬老精神で村内の一人暮らし老人などに手作りの味噌を贈る活動を続けています。お味噌は、民生委員のみなさんのご協力で地域の高齢者に届けられます。 
 7回目になる今回も、9月7日に村総合社会福祉センターを訪れ、安里昌次郎社協会長に100個の手作り味噌を託しました。安里会長は、「手作りの温かい気持ちがいっぱい入ったお味噌ですね。敬老の日のプレゼントとして喜んでいただけるでしょうね。しっかりお届けします」と述べました。

村史で見るあの日の十月
新聞資料編より
はがき集
〔琉新 明33・10・23・火〕
  〈前略〉
△中城間切役場は昔時護佐丸公の城趾とて城壁いかめしく随て門構へも余程堅固に築かれし様見受けられ候処、何分数百年も経過せる事なれば流石の門構も風雨には敵しがたしと見え、今では殆んど崩れかからんする有様にて甚だ剣呑に相見え申候。然る処間切長様には間切経費の足らざるゆへにや、或は又た左ほどに命は惜くは感ぜられず候にや。今に修築致さるる様な模様相見え申さず候処、吾々人民にはナカナカ命は惜く候ゆへ、経費の足らぬなら間切議員と御談合の上一日も早く修築致し、一般の危険を予防被下候様切に御願申候。(中城間切住民)
中城片信
〔沖毎 大3・10・31・土〕
 中城村字喜舎場青年会は、去る二十五日道路の落成式と共に挙行されたり。会員は心勇みに勇みつ我れ先きにと当字の躍場に集合し定刻となるや比嘉村長代理、有馬駐在、島袋喜舎場校長を始めとし、長寿者其の他一般有志者等無慮百人、先づ安里会長開会の辞を述べ、続いて君が代の国歌を合唱しつ、青年会の限りなき栄へを祈りて児童の出席奨励、農事の奨励、誨告、諸報告等順序よく行ひ、後に島袋校長の「学校と家庭及び一坪農業」の奨励談、比嘉訓導の「協同一致」に関する有益多趣味なる講話等ありて、一同、十二分の快を尽したり。後また比嘉永秀氏の農家と畜産奨励談は会員一同 をして真に傾聴するに値あらしめ、同氏の発議にて、棒躍、唐手等の余興は道路落成祝賀を兼ねて、盛大に挙行されたり。因に言ふ。今回落成式を挙げたる農道は当字民協同一致の努力と安里永秀氏の測量によりて去る八月に完成を遂げたる。然かも本村道路の審査の時には、一等の賞に与あずかりたる模範道路にして、之れ全く字青年会の協心同力の賜たらずんば非らざるなり。願はくは小は大に及ぼして、字一村の繁栄のために大なる奮闘努力あらんことを。
(通信子)
駐在の部長さん肝入で解消 
 中城安谷屋の白黒抗争
〔琉新 昭14・10・5・木〕
 中城村字安谷屋は戸数一八〇戸だが、現区長比嘉治氏が昨年二月区長就任以来、村議比嘉冨良氏一派と事毎に対立し字共同作業其他諸行事も円滑を欠き面白くない白黒争ひをなし、殊に字有の葬式用龕の修理を繞って区長一派と多数派の村議一派とが感情尖鋭化したので、時局下苦々しい白黒解消のため普天間部長派出所新里巡査部長が調停役となり、両派幹部に対し字一致総親和を説いた結果、去る九月二十九日午后三時から字事務所で両派幹部六十名集合懇談したところ、従来の感情を水に流し将来一致団結して字発展に尽力を約束、近日中に両派一体となり龕の祭事を盛大に催して白黒解消の手打式を行ふことになった。
村史でみるあの日は、今回をもって終了し、次回から、同じく新聞編の「コラム」を掲載します。

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