トップページ地域情報2・あの日の6月


元気に鯉のぼり掲揚式
元気よ元気 私の所にコイ!
 4月22日、北中城幼稚園で鯉のぼり掲揚式が行われました。子ども達の健やかな成長を願い、園庭いっぱいに鯉のぼりを揚げました。今年から園長に就任した石川勝美園長は、園児たちを前に「鯉は流れの速い川を勢いよくのぼり、やがて竜になるという伝説がありますね。みなさんもいっぱい食べて、遊んで鯉のように強い子になりましょうね。」と語りかけました。「元気よ元気 私の所にコイ!」と激励したのは、比嘉幸吉村教育長。素直で元気のいい園児たちの‘は〜い‘が青空にひびく元気な鯉のぼり掲揚式になりました。
村婦人会定期総会・パーティー会場?
 4月23日、村立中央公民館で村婦人会定期総会が開催されました。「いつもの総会と何かちがう ほんとにちがう 来て!!」の呼びかけに約60人の会員が参加しました。与儀マリ子さんの大会成立宣言で開会した総会は、第1号議案 平成16年度事業経過報告と決算承認から第4号議案 新役員の承認までを全会一致で採択し、比嘉洋子会長、安里友子副会長、与儀美津江事務局長の続投が決定しました。
 パーティー会場を思わせる会場には、着物用の帯をあしらったり、花を添えたりと表情の異なるテーブルセッティングで参加者を楽しませる心憎い配慮が随所にみられました。

参加者を楽しませる心憎い配慮が随所に

森根さんの島くとぅばたっぷりの講話
50代のあなた さぁ出番ですよ
 村婦人会は、脱会する支部の増加対策を探ろうと、平成15年におよそ40年ぶりに休会婦人会を目覚めさせた、うるま市屋慶名区婦人会の森根タツ子さんを招き、総会終了後に講話会を開催しました。森根さんの島くとぅばたっぷりの講話は、語りはもとより、内容も苦労話というより楽しんで地域のみなさんを仲間に巻き込んでいった様子をいきいきと紹介。目覚めた婦人会には、5つの禁則(1、金の賃貸 2、他人の悪口 3、商売 4、選挙運動 5、宗教)を徹底したそうです。現在は、300人もの会員を擁するまでになりました。「50代が元気なら地域も元気になりますよ!!」には一段と大きな拍手が…
第10回村老人クラブ連合会囲碁大会
 村老連(大城トヨ会長)主催の第10回村老連囲碁大会が、4月22日、村総合社会福祉センター団体室で開かれました。村内の老人クラブ囲碁愛好者が「手合わせ」を行い、「棋力の向上を目指し、親睦を深めるとともに、長寿社会の日々を明晰な頭脳を維持して意義あるものとする」のが目的です。  大会は、Aブロック(六段〜初段)・Bブロック(六段〜二段)・Cブロック(2級〜6級)に分かれ15人の棋士たちが神経を集中させながら、碁盤に向かいました。各ブロックの優勝者は5月25日の中部地区囲碁大会に派遣されます。
優勝
Aブロック 仲 村 喜 正 (6段・瑞慶覧支部)
Bブロック 新 垣 盛 孝 (4段・安谷屋支部)
Cブロック 比 嘉 正 道 (6級・仲 順 支 部)

各ブロックの優勝者・優勝賞品を手に
村史でみるあの日の六月
新聞資料編より
中城より
  (六月二十一日)軒竹生
〔沖毎 明44・6・23・金〕
△去る十五日の地震は近々稀なる強震なりしは古老の言に徴し推察するに難からず候。殊に夜中の事とて吃驚仰天腰を抜かし家を飛び出すとたん足元狂ひドタンバタンと打倒れる者、子供の泣号ぶやら、戸迷ひして逃道を失ふ者やら経塚経塚を連呼する等一時は上を下への大騒動なりしも次第に鳴りも止みたれば、此の分なら大丈夫と胸撫で卸し候。斯く申す御本尊も命あっての物種と寝床を蹴って真っ先に内を逃げ出すや運悪くも石につまづきて又ひっくり返り見事不覚を取り申し候。後になって考へれば笑止千万の至りなれども幸夜分の事とて世人の物笑とならざりしは何よりの事にて候。
△強震なりし割に当村に於ては比較的損害少く只民家の石垣と城趾の石垣多少を破壊し中城小学校の五寸位傾斜せるのみにて人畜に害なかりしは勿怪の幸と喜び居り候。学校は多数の児童を収容せる事とて直に修繕に着手致居り候。吾人は此の際に当りて傾斜せる校舎の改築を促して止まざる者に候。
△今度の地震に就ては所々方々に珍話寄談も多々有之候由今聞き得たる一、二を記し読者諸君の御笑草に供す可候。地震のあった晩今しも二つの提灯を先導に向ふより一団の人影見ゆるは云はずも花嫁連れたる連中と知れたり。地震公是に悋気の沙汰には非ざるも、折りも折り地は震ひ出して今にも空中に吹き飛ばずんば止まずと云ふ勢なれば何条以てたまるべき皆オッ玉消げて蜘蛛の子の散るが如くに四方に散り失せ影も形もあればこそ後に取り残されたる花嫁こそ迷惑千万心細くやなりけん。右往左往呼べど叫べど答ふるものなく、いとど気の毒なりしとは友人某の実話にて候。
△更に滑稽なるは三人の酔人面白可笑しく一人は三味線一人は手を拍ち一人は踊り出す。折りしも地震ありとは露知らず無中に踊ってると先生ドント打倒れる、一人が「今日の酒はお前独りで飲んだのう」と笑へば「余り飲んだ様にもねえが」と何処までも平気の平左ですまし込む、後で地震であったとわかって呵々大笑三人共異口同音に「地震には飲むに限る哩」とは何処までも上戸は違った者と感服仕候。    以下略。
中頭の補習読本
〔琉新 大5・6・10・土〕
 中頭郡教育部会にては予て補習読本編纂中なりしが去る頃脱稿、東京にて製本中の処、此の程其の前編だけ製本成りて郡役所に到着せしを以て各学校に配付中なるが、前編二百二頁四十二課より成り全国に行はれつつある補習読本中より二十八種を択び其の中より更に材料を精選したれば内容比較的充実せるのみならず、本県郷土的材料としては名護程順則の幼時、沖縄県漢那中佐、中頭郡名勝唱歌、源為朝と舜天、野国総官、波上宮、養豚、蔡温作いろは歌、三贈位者伝等を加へ地方的斟酌適当なれば本県に於ける好個の補習読本たるべし。因に其の価格二十五銭にして島尻を始め他郡より続々申込みありと。
観光略図と名所写真を掲示
〔大毎 昭15・6・30・日〕
 沖縄県観光協会では南島を訪れる観光客のため、こんど那覇港第一桟橋待合所に全県下の観光略図と名所、旧跡の写真を掲示することになり、屋嘉那覇市勧業課長が中心となり掲示写真を選定中のところ、このほど左の如く決定した。
 △波上宮△首里城△名護の浦△運天港△塩屋港
 △金武大川△糸満海岸△普天間宮△中城城址
 △万座毛海岸△残波岬△渡久地港△八重山風景
 △宮古島風景

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