最近、私は平和について考えるようになりました。近ごろ、テレビや新聞ではイラクで戦争がおこったりアメリカのテロ事件などで、多くの人々が死んでいってとても悲しいニュースばかりです。どうしてこんな悲しい事ばかりおきてしまうのでしょうか。私はこの事について深く考えてみました。戦争。それは人と人が殺し合うとても悲惨なものです。戦争は昔私のオジー・オバーを苦しませ、いやな思いをさせ大切な人までも失わせました。私の九十五歳になるひーおばーは、太平洋戦争でとても大切なものを失いました。それは、自分の大事な子供です。ある日、その子供は防空壕で仲間たちと待機している時に砲爆撃で命をうばわれたと連絡がきてとても悲しい思いをしたそうです。そして現在、平和の礎にはその戦争で亡くなったひーおばーの子供の名前がほられています。だから、私たち家族は毎年慰霊祭になると、手をあわせに糸満へ行きます。そして、これから先ずっと平和でありますようにって願います。そのひーおばーの子供以外に男の人、女の人、老人、子供まで約二十四万人の人の名前がほられています。この人たちは、みんな死にたくないのに死んでしまったと思います。どうして、戦争は関係のない人たちまで犠牲になってしまったのか。私はとても残念に思います。沖縄戦終結から、今数十年がたちました。私は、いろんな人から数々の戦争体験談を聞いた事があります。世の中には戦争で苦労した人がたくさんいると思う。でも、戦争を体験してきた人の本当の苦しさや気もちなどは分からないと思います。だからせめて「戦争を二度と起したくない。起さない。」という気持ちだけは大切にしたいです。このような、戦争体験をした人が少なくなっている今、平和への思いを未来へつなげていくために私たちが「戦争は、やっちゃいけない、こわいものだよ。」と戦争のおそろしさを語りついでいく事が必要です。もし、私に子供が生まれたら、その子に戦争の話しをしてその子供がまた、大人になって自分の子供に伝える。そしたら、きっと戦争はなくなり世界中が平和になるかと思います。そして、最後に戦争は武力で解決するのではなく、ちゃんと国と国どおしが、話しあいをして、解決すれば、いいと思います。そしたら、これからの未来、明るくて笑顔のたえないすてきで平和な未来が作れると思います。世界中の人に、約束させてほしい。もう、戦争は、二度としないと。もう、人を殺して人を悲しませないと。未来に平和を創ること。平和を願って…。 |