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夏バテを防ぐためには
■栄養のバランスが大切
沖縄のジメジメとした暑い夏がやってきました。暑くなると、からだは汗を出すことで、体温の調節をおこないます。皮ふの血管が拡張して血液がからだの表面に集まり、汗を出すのです。しかし、湿度が高いと汗の蒸発が妨げられます。そのために熱が体内にこもって疲れやすくなり、夏バテになってしまうのです。そこで今回は、夏バテを防ぎ、夏を元気に乗り切るポイントをお話しします。
 
☆夏バテを防ぐポイント☆
 
(1)ビタミン・ミネラル摂取を心がける
汗をかくことが多い夏場は、ビタミンやミネラルの消耗が激しく、積極的に補給しなければなりません。食事の際に新鮮な野菜や果物なども添え、摂取するようにしましょう。また、疲れをとる効果もあります。
 
(2)栄養のバランスが大切!
食欲がなくても、1日3食きちんととることが大切です。胃に負担がかからず消化のよいたんぱく質(鶏肉、豆類、魚、牛乳など)、 ビタミン(旬の野菜や果物など)、ミネラル(牛乳や海草など)をバランスよく、少しずつでも、いろいろな種類の食品をとりましょう。
 
(3)清涼飲料水をとりすぎない
清涼飲料水を1日に何本も飲むと、その甘味が食欲を減退させてしまいます。また冷たいもののとりすぎは、胃腸の働きが抑えられ、以下のような悪循環が起こります。
暑い→だるい→食欲がない→ビールや清涼飲料水のとりすぎ→消化力の衰え→食欲がない
 
(4)生活にリズムを
暑さで眠れず、夜更かしが重なったりすると、生活のリズムが狂ってきます。生活リズムのたて直しは、まず睡眠をきちんと確保することからです。就寝時刻と起床時刻をキッチリ守りましょう。
朝の生活リズムをつくるには、朝のラジオ体操などを習慣づけるのもよい方法です。
 
(5)エアコンは上手に利用
湿度の高い日本の夏は、除湿をするだけでも不快感はかなりやわらぎます。冷房をかけるときは、外気温との差を5〜6度以内にしましょう。冷やしすぎは体調をくずす原因になるので要注意。就寝中にエアコンをつけっぱなしにすると、夏かぜや下痢、体調不良の原因になります。タイマーをうまく活用しましょう。
 
健康についてのご相談は 健康保険課 電話 935-2233 (内線 265・266)

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