ブックタイトル広報 北中城 5月号

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概要

広報 北中城 5月号

地域振興や防災に寄与 まちづくりの一翼担う 3月19日、アワセゴルフ場跡地に建設された中部徳洲会病院の竣工祝賀会が行われました。屋上にヘリポートを設置しドクターヘリの受入れ、救急車搬入口は最大で7台同時に受入ができるなど救急機能の強化が図られています。 同病院は約4万600㎡の敷地に12 階建てで建設。延床面積は旧病院の約1.8倍の約5万3300㎡。地震に強い免震構造を採用。敷地全体が高台に位置することから津波被害の心配もなく、大規模災害時の防災拠点としても大きな期待が寄せられています。竣工祝賀会で新垣村長は「同院やイオンモールと連携して観光・健康・防災といったアワセゴルフ場跡地の構想を実現したい」と挨拶しました。 同院は4月2日から一般診療を開始。今後は海外からの人間ドック受入などメディカルツーリズムにも力を入れ、英語や中国語を話せる職員の配置を行うそうです。 中部徳洲会病院は、2010 年に日本に返還された北中城村アワセゴルフ場の跡地に新築移転、敷地開発の一翼を担う。同村は同地を「健康・スポーツ・観光による交流および地域防災の拠点にしたい」(北中城村役場総合調整監兼企画振興課長 石渡一義)との構想をもっている。 同地のなかには同院、イオンモール沖縄ライカム(ショッピングセンター)、多目的アリーナ、村民体育館、スポーツクラブ、LNG(液化天然ガス)サテライト設備などを建設。4月からは近くの中城湾港にクルーズ船が寄港し、同院は周辺住民や観光客はもちろん、これら施設の職員らの健康管理にも尽力する。また、地域防災にも寄与。同地は海抜約90mで津波の心配がなく、同院が医療者、イオンモールが食料や毛布などの物資、多目的アリーナが避難場所、スポーツクラブがプールの水、LNGサテライトが燃料をそれぞれ提供する。イオンモールの駐車場は消防や警察などの活動拠点、村民体育館はボランティアと医療者の活動拠点にでき、多目的アリーナ完成後は官民一体の防災訓練も行う予定だ。中部徳洲会病院とイオンモールは今後、2階の屋外デッキを空中歩廊で接続する計画もある。相互に利用者の行き来をしやすくし利便性を高めるのが狙い。最終的には19 年に完成予定の多目的アリーナとイオンモールを結び、3施設をつなげる構想だ。 さらなるコラボレーション(協働)として、中部徳洲会病院のスタッフがイオンモール内の一角にあるブースで、「ワンコイン健診」を始める計画がある。具体的には「血糖値」、「総コレステロール」、「肺年齢」、「骨密度、血圧、身長、体重、BMI」などの検査を1項目500 円から提供する。「買い物帰りなどに気軽に健康診断を受けていただくことができます」と呉屋済仁・事務部長は呼びかけている。(徳洲新聞2016 年3月14日号より) イオンモールとの連携・相乗効果による地域の発展が期待されているアワセゴルフ場跡地に 中部徳洲会病院オープン? 4 ? 2016.4.25