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2010年 年頭のごあいさつ

北中城村長 新垣邦男

 村民の皆様、謹んで新年のお慶びを申し上げます。皆様におかれましては、初春を夢と希望、さらには、ご家族の幸せを願ってお迎えのことと存じます。
  旧年中は村政に対しましてご支援とご協力を賜り心から厚くお礼申し上げます。
  私は就任以来「愛される村づくり」を基本に、公正公平で民主的な村づくり、村民一人ひとりが大切にされる村づくりを目指して村政運営に取り組んでまいりました。
  今年は、就任6年目を迎え、更に新たな気持ちを持って村政の運営に当たる決意でありますので、一層のご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
  さて、現在の経済の動向を見ますと、90円台を割り込む円高が続くなど景気回復に向け厳しい状況が見られますが、地方自治体も依然厳しい状況下にあります。
  昨年、政権交代があり、これまでの体制や各省庁の馴れ合いの構図を断ち切り、事業にかかる予算額等の適正化を図るため「事業仕分け」も行われ、これにより長年国民の目に触れることの無かった様々な事業事案が明らかになりました。
  また、地方自治体の財政状況は年々厳しさを増しているのが現状であり、我が北中城村も例外ではありません。この厳しい時代を皆の知恵と工夫により乗り切り、個性ある地域の発展を目指してまいりたいと思います。
  昨年は、行財政改革、職員の意識改革の推進、産業創出、福祉行政・環境・文化行政の充実、人材育成と教育行政の推進等々、村議会とも協調しながら職員一丸となり全力で取り組んでまいりました。今後なお一層の努力を傾注してまいります。  役場におきましても、行政サービスを充実させるとともに、自立した村政を確立するため、自主財源の確保と徹底した歳出削減を行い、村民のご理解とご協力を得て行財政改革を更に進めて行く考えであります。
  観光振興においては、「中城城跡」や「荻道・大城湧水群」「ひまわりまつり」等、より多くのお客様が北中城村を訪れていただく取り組みを進めてまいります。
  また、教育や環境、福祉、文化などの分野におきましても、村民の皆様のご理解とご協力が必要不可欠であります。これまで同様、村民の皆様と行政とが互いに知恵を出し合い力を合わせて「協働のまちづくり」のために精一杯取り組んで行きたいと思います。
  結びに、村政に対する村民皆様の尚一層のご理解とご協力をお願いすると共に、皆様のご健康とご多幸を心からお祈りいたしまして年頭のごあいさつと致します。

平成22年 元旦


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