冬至を境に新たな日の出を祝い、村が未来永劫に発展することを祈願する「わかてだ祭」が12月23日に中城城跡で開催されました。
午前7時すぎの日の出にあわせて中城村・北中城村両村の文化協会会員による「かぎやで風」で幕開け。わかてだの光りを浴びながら古典音楽演奏や琉舞が披露され、参加者を魅了しました。
両村の発展を願って「大聖禅寺の梵鐘」を突く
新垣邦男村長と新垣清徳中城村長
城壁をバックに両村の文化協会で盛大に演奏
今回、第10回を記念して募集された「第一回 琉歌中城グスク大賞」の発表もあり、村内から8人の方が入賞しました。児童生徒の部で、中村巴菜子さん(島袋小4年)が大賞を受賞しました。
北中城村字島袋に伝わる強者「仲村親雲上(なかむらぺーちん)」の霊が、空手を通して本当の勇気や強さを現代の子ども達に教えるというストーリー。今日の社会問題ともなっている「いじめ」をモチーフにしたもので、友達や地域・家庭のあり方などについて示し教える内容となっています。
劇の練習期間は約半年という短い間でしたが、子ども達の伸び伸びとした演技は会場にかけつけた多くの観客を魅了しました。参加した児童の親からは「この劇への参加をとおして積極的であかるくなった。自信がついたみたい」といった声や、「このような演劇発表会を長く続けて欲しい」という強い要望も聞かれました。
創作劇「武士仲村先生」は、1月から稽古を再開しています。興味がある児童生徒がいましたら、気軽に練習を見に来てください。
稽古日:水曜日 午後6時〜8時・日曜日 午後2時〜6時
場 所:村立中央公民館
問い合わせ
琉球芸能こどもアカデミー 金城翔子 TEL:090-6862-5547 FAX:098-866-2326