「緊急地震速報」とは、地震による大きな揺れが来る前に「これから、大きな揺れが来ます」とお知らせする情報です。わずか、数秒〜数十秒の猶予時間ですが、大きな揺れが来る前に、
机の下に身を隠したり、火の始末をするなど、パニックにならずに冷静な行動をとることにより被害を軽減することが期待されます。
「緊急地震速報」は秋から、テレビ・ラジオなどでお知らせします。数秒間で、あなたができることを考えてみましょう。
たとえば、1911年に奄美大島の近くで実際に起きた大きな地震(マグニチュード8.0)で説明します。 この地震では、那覇で震度5を観測して大きな被害になったんだよ。 「緊急地震速報」は、北部では大きな揺れの約35秒前、那覇では約55秒前に地震が来ることを知らせることができるんだ。
![]() ◎家庭では(これが、基本!) ![]() @頭を保護し、大きな家具からは離れ、丈夫な机の下などに隠れる Aあわてて外へ飛び出さない Bその場でできるなら火の始末 C扉を開けて避難路確保 |
![]() 同心円上の数字は、緊急地震速報が放送されてから 大きな揺れが来るまでの猶予時間(秒)です。 |
◎多数の人が出入りする集客施設などでは @施設の従業員等の指示に従う Aその場で、頭を保護し、身構える B出口・階段に殺到しない C釣り下がっている照明などの下から退避 |
◎自動車運転中は、![]() Aハザードランプを点灯するなどして、減速する |
「緊急地震速報」の限界 震源に近い地域では、「緊急地震速報」が間に合わないことがあります。