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アメリカ教育調査

 去る4月24日から5月3日までの10日間、アメリカ教育調査を行ってきましたので紙面にてご報告致します。

  今回の調査目的は、北中城村・伊平屋村・南城市・中城村の四市村で構成する県内中高生米国短期留学実行委員会がNPO法人琉米歴史研究会に委託して実施する「海外短期留学事業」の受け入れ先であるアメリカの大学を実地に視察し、事業の有効性や安全性及び将来性等について調査しました。さらに、現地大学側が、沖縄の学生の留学受け入れ制度を創設し学費の援助等も実施していくとの方針で、その協定調印式への参加が目的でした。
 我が北中城村は、「中高生海外短期留学事業」を実施して今年で5年目を迎えますが、今まで留学を体験した生徒やその保護者の皆さん、教育関係者からも高い評価をいただいております。南城市や中城村は今年から実施することになっており、今後は四市村で連携し、さらに充実したプログラムになるものと確信しています。
 さて、今回の訪問先はミネソタ州のセントジョンズ大学、セントベネディクト大学、セントメリー大学、ミネソタ大学、カーター高校、そしてワシントン州のウェナチーバリー大学以上の五大学一高校を訪問してきました。
 それぞれの大学とも建学百年以上という大変歴史のある大学で、それぞれに個性のあふれる大学運営が行われていました。特にこれまで短期留学生を引き受けていただいていたセントジョンズ大学は、周囲が森林や農場に囲まれ、大学の敷地内に大きな湖があり、教育環境としてすばらしいものがあります。さらには教授陣やスタッフ陣の充実、24時間体制で見守られている安全対策。各クラスに設置されている複数のカウンセラー。実際に見学してその充実ぶりに驚くばかりでした。もちろん他の大学も劣らず、レベルの高い教育環境が整っており、大学側の関係者と話をしていると、どの大学も沖縄からの留学生を受け入れる体制が整いつつあることが実感できました。
 村内の高校生に米国留学希望者がいれば、学校長、教育委員会、そしてアメリカの大学側の窓口となっている琉米歴史研究会の推薦を得て、申請することができます。
 北中城村の子供たちには、県内や県外はもとよりこれからは、世界的視野で活躍できる人材に育ってほしいと願うものであります。近年自治体の財政は大変厳しい状況にありますが、今後の人材育成においてはしっかりとした展望をもって対応をしなければならないと考えております。門戸は開かれていますので、多くの子供たちにチャレンジしてほしいと思います。

北中城村長 新垣邦男


村長とのミニ懇談会」の実施について

 村では8月から「村長とのミニ懇談会」の実施を企画しております。これは、村長が今年度(平成19年度)の施政方針でも表明した政策事項のひとつです。  あまり形式的にならずに、「これからのむらづくりや村政運営について、村長に直接聞いてみよう!」との企画です。希望者がいれば少人数でも実施可能です。

【申し込み】村役場 総務課 TEL.935-2233




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