1月10日から13日まで北中城中学校の1・2年生12人が、親善大使として岩手県葛巻町(姉妹町)を訪問しました。
「食料・環境・エネルギー」の問題を解決しながら町を発展させようと力を注いでいる中村哲雄町長のお話や、現地の3中学校(葛巻、江刈、小屋瀬)の生徒25人とのそば打ち体験・交流などを通して、生徒達は多くのことを感じ、学んできたようです。
葛巻町の景色を見て
2年3組 砂 川 香 月
私達は、1月10日〜13日に姉妹町である岩手県葛巻町へ訪問団として交流とともに研修をしました。3泊4日という短い期間ではありましたが、いろいろな交流と研修を体験することができました。
その中でも私が一番印象に残っているのは、葛巻町の景色や気候でした。私は、東北地方など寒い地方に行くのは初めてだったので、雪を見たことがありませんでした。それに、沖縄県とはまったく逆の気候なので「どんな所なのかな」と、とても楽しみにしていました。飛行機で羽田空港へ着いて、モノレールから電車へと乗り継ぎ、新幹線で沼宮内駅まで行きました。新幹線の窓から外の風景を見ていると、岩手県へ近づくにつれて段々真っ白い雪が増えてきているのを見て、初めて見た雪景色にとても感動しました。岩手県の沼宮内駅に着いて、新幹線から降りると、今まで体感した事のない寒さを味わいました。このとき私は、こんなに寒い中3泊4日やっていけるかどうか心配しました。でも、寒さよりも楽しみが大きく、そんなに気になりませんでした。
バスの中では、外の景色を見ていて沖縄とは違う所を発見しました。それは、家の造りと玄関です。家は三角の屋根で、どうしてかというと、平らだと、雪が降ると積もって家がつぶれてしまうからだそうです。三角屋根にすると、屋根に傾きがあるので、雪が降っても下に落ちるからこんな屋根なんだそうです玄関が2つある理由は家の中へ冷たい空気を入れないためにそういう造りになっているそうです。葛巻町では、冬になると雪がたくさん積もってしまうため道路が分からなくなります。そのために、ガードレールのところに高い棒が立っていて、雪がたくさん降っても道路を間違う事はありません。私が一番驚いたことは、葛巻町は、人より牛のほうが多いということでした。そして住んでいる人は、北中城村よりも少ないということで葛巻町は、人口密度が低い所なんだなと思いました。
この3泊4日の研修では、そば作りや沖縄では体験することができないスキー体験をしたり、アイスクリーム作りをしたりしました。そして、葛巻町の3つの中学校との交流会は、とてもいい事を学ぶことができました。各学校の生徒会の取り組みは、とても関心を持てるものばかりで自分の中学校にも活かせていけるものばかりでした。葛巻町の伝統文化も見ることができ、交流会ではとても得るものが多かったと思います。同じ日本でこんなにも違う環境があるんだと驚き、とても勉強になりました。そこで、交流会や研修をすることができ、いい経験をする事が出来てとても良かったです。この経験を是非、学校や、自分の住んでいる地域に、少しずつでもいいから活かしていきたいと思います。 |