トップページ > みんなの広場

みんなの広場タイトル

暖かい寄付で学生を激励
 地域経済の活性化や商工業者の事業発展を推進し、地域興しの担い手として諸事業を展開している村商工会(安里邦夫会長)。11月14日に「第11回チャリティー並びに活動活性化ゴルフ大会」を開催し、その収益金の一部を12月11日、村育英会(新垣盛孝会長)へ寄付しました。昨年から育英会への寄付が減少し、心配していた矢先の志に新垣会長は「このような寄付をいただき嬉しい。今後も該当する学生へ貸し出しができると思う。借り入れを希望する学生もたくさんいるので、今後とも皆様のご理解とご協力をお願いします」とお礼を述べました。
 村育英会は発足から51年余の間、232人の奨学生を世に送り出しています。今年度から大学入学前の予約制や他の奨学金との併給制も実施して、大学進学を考える学生を激励しています。



安里邦夫商工会長(中央)から新垣盛孝会長へ寄付金が手渡されました




シニア海外ボランティアとして活躍した神村盛喜さん(中央)
ボツワナでの活動を報告

 ボランティアの国際協力活動を通じて開発途上国の国づくりに貢献するJICAボランティア。シニア海外ボランティアとしてボツワナでの活動を終えた神村盛喜さんが、12月20日、帰国報告のため新垣邦男村長を表敬訪問しました。
 神村さんは平成16年11月にボツワナに渡り、以来2年間、大蔵開発計画省ボツワナ技術開発研究センターに配属。専門の知識や経験を生かし、現地にある建設関係資材の開発、政府機関の建設に係る土木設計の指導にあたり活躍しました。

英語ストーリーコンテスト
 12月19日、村立中央公民館で英語ストーリーコンテストが行われました。村内の小・中・高校から各学校の代表児童・生徒が練習の成果を披露。伸び伸びと胸を張って発表しました。
 選考の結果、次のみなさんが最優秀賞に選ばれました。
〈小学生の部〉
 喜屋武祐輔(三育小学校3年)
〈中学生の部〉
 安里奈美樹(北中城中学校3年)
〈高校生の部〉
 新垣将太(北中城高等学校3年)

発表者のみなさん



わかてだの光を浴び城壁をバックに「鷲の鳥」を披露
わかてだを見る集い

 「わかてだ」の柔らかい陽光を浴び、強く生き抜く力を育むと共に村が未来永劫に発展することを祈願して、12月23日の午前6時30分から第9回「わかてだを見る集い」が中城城跡三の郭で開催されました。厚い雲に覆われた水平線上からなかなか姿を現さない朝日。観客は今か今かと首を長くして中城湾を望みました。
 中城村添石旗頭の披露や琉球舞踊のほか、日頃ボランティアガイドとして活躍している「ぐすくの会」(山城光雄会長)会員によるオリジナル曲の演奏も注目を集めました。
第28回北中城駅伝大会
 北中城走ろう会(仲泊兼信会長)主催の北中城駅伝大会が、12月24日に行われました。村役場前を発着点に走路は1区から5区の計16d。今回は最終走者の5区を6dから4dに変更し、例年に比べ参加しやすい大会となりました。
 13チームが参加し、優勝は昨年に続きセイキモータース(タイム58分18秒)。オブザーバーで参加した中学生2チームも上位を競う力強い走りで、応援する人々を驚かせました。沿道では選手を激励する家族や職場の仲間たちの暖かい声援が響きました。


交通安全のたすきを胸にスタート!



フェアー開始とともに飛ぶように売れ、早くも売り切れ間近?

北中城村農水産物フェアー

 12月24日、北中城村農水産物フェアー(同実行委員会主催)が村役場の駐車場で開催されました。地産地消を推進し、生産者が直接販売するこのフェアーは、年々、常連客も増しています。早朝から新鮮な野菜や花、苗木などを求める多くの人で賑わいました。
 同時に開催されたフリーマーケットもすっかり定着。年末には持ってこいの催しです。会場内でサトウキビの汁を搾って黒糖作りも行われ、その出来映えも好評でした。

イイマールーとムエー(結(ゆい)と模合(もやい))
 船をつなぎとめる「モヤイガカリ」(舫(もや)い繋(がか)り)、互いにつなぎとめた船という意味の「舫(もや)い船(ぶね)」という言葉があり、船を岸壁や他の船につなぐ綱(つな)のことを「舫(もや)い綱(つな)(遣手(やりて)・手安綱(てやすづな))」といった。
 これから転じて、〈人と人が共同して仕事をしたり、物を所有したり、共同分配する〉意味にもモヤイという言葉がつかわれた。
 共同労働のユイ(結)とモヤイは、ほとんど同義に用いられ、また、「金銭の融通(ゆうずう)」にも転用され、当て字の「模合(もやい)(摸合)」を、モアイと読むようになったものであろう。
 「モヤイ」と同じ意味につかわれる言葉に、「持合(もちあい)(保合(もちあい))」と「寄合(よりあい)」がある。モチアイ(持合)は「持ち寄る、力をあわせる、共有する、勢力の均衡(きんこう)、相場が動かないこと」を意味し、ヨリアイ(寄合)は「ヨライ、ヨリー、ヨリャイ、ヨレー、ユレー」などとも言い、「集会、共同作業、共有、共同のおくりもの」などの意味であり、いずれも共同の内容をいっている。
 「金銭の融通」という意味のモヤイを「掛銭(かけせん)」「助成(じょせい)」「合力(ごうりき)」と表記している例もある(『島津家列朝制度』や『球陽』など)。
 「モヤイ」の内容は、一般的に次のように整理できる。
(1) もやいしごと(催合仕事)=〈ウチグミー〉
◇道普請(みちぶしん)(道路工事)などの公共的な共同作業(賦役(ぶえき)・夫役(ぶやく))。
◇農作業などを手伝いあうこと(テツダイ・加勢(かせい)・合力(ごうりき))。
◇労働交換の共同作業(ユイ=結、テマガエ、テマガリ)。
◇沖縄では労働交換を、イイ(結)・イイマールー(結を回す)・イイセーなどと言った。家屋の建築を共同作業(結(ゆい))でおこなう場合は、「茅模合(かやむえー)」・「家葺模合(やーふちむえー)」といった。
(2) 共同所有・共同使用・共同管理・共同  生産・共同分配
◇模合山(入会(いりあい)の山林原野)・模合海(入会の海浜)。模合井戸。
◇模合宿(若者宿・娘宿・合宿)。模合膳(ぜん)(会食)・模合風呂。
◇模合傘(相合傘(もあいがさ))。模合仕明(共同開墾)。模合墓(寄合墓(ゆれーばか))。
(3) 「米穀など物品の相互扶助」から「金銭の融通」へ
◇無尽講。頼母子講。催合(模合・最合・毛合)。寄合。掛銭。
 関東・甲信では「無尽(むじん)講」、関西では「頼母子(たのもし)講」といった。薩摩と琉球では、「模合(もやい)(ムエー)」・「寄合(ユレー)」・「掛銭」といった。一七三三年(尚敬王二十一年)に、琉球王府の三司官・蔡温が困窮士族を救済する方策として「模合の法」(米穀の相互扶助)を定めたという(薩摩の方式を導入)。
 埋葬費用を共同で積み立てる場合は、「龕模合(がんむえー)」といった。
◇親睦模合ー親睦や相互扶助を目的とする庶民金融。
◇金融模合ー資金調達と利殖を目的とする。マチの金融業者(高利貸)が座元(ざもと)(掛金の高額、高金利、回転の速さ、崩壊の危険性)。
◇砂糖模合ー年一回の製糖期ごとに開く。農家の年間収支精算。
◇模合・掛銭は、全国的には無尽会社を経て相互銀行へと移行したが、沖縄県と沖縄系移民地(ペルー・ブラジルなど中南米)では、現在でも「模合」が盛んにおこなわれている。       (安仁屋政昭)


< 前のページ | トップページ | 次のページ >