広報　北中城461号　児童手当の拡充、母子保健推進員

   5年に一度、世界で活躍するウチナーンチュを迎える「世界のウチナーンチュ大会」が、10月12日から15日まで開催されました。4回目となる今回のテーマは「ひろがるチムググル　つなげるチムチュラサ」。移住者世代と若い世代の双方に焦点をあて、県内各地で様々なイベントが催されました。
   村では、10月13日に村立中央公民館で「北中城人（きたなかぐすくんちゅ）歓迎の夕べ」を開催しました。ブラジル、アルゼンチン、ペルー、アメリカ、カナダから約130人の海外同胞の皆さんが参加。会場に駆けつけた親戚や友人たちとの出会い・再会を喜びました。
   35万人を越える世界のウチナーンチュは、沖縄の貴重な人的財産です。世代交代が進む中、若い世代の県系人がウチナーネットワークを継承し広げることが期待されています。

城間照子さん
初めて大会に参加しました。沖縄のチムググルはすごい。沖縄の人に生まれてよかった。これだけで長生きします。今日はお招きいただいてありがとうございます。皆さんもブラジルに遊びに来てください。

比嘉善雄アントニオさん
感激でいっぱいです。海外に移住して、皆めいめい活動しているけど、沖縄に戻ってくると、本当に家に帰ってきた気になります。「まっちょーたんどー」という心で迎えてくれるからだと思います。村民のみなさん、歓迎会を催してくれてありがとう。

安里ビクトルさん
村人会の会長をしています。ペルーから26人が大会に来ました。役場の村長さんをはじめ、皆さん、おみやげもたくさんありがとうございます。


仲泊ロッキー兼貴さん（左・カナダ出身）は司会の同時通訳をしてくれました。

比嘉善雄さん
ハイサイグスーヨーアローハー！私の両親は北中城の出身です。ルーツをたどって参りました。歓迎していただいてありがとうございます。

ナカマライアンさん
3回目の来沖です。家族や親戚も一緒に来ました。家族は始めての沖縄です。親戚に会いたいので、知っている方は紹介してください。

金城千栄さん（25歳・カナダ出身）
   沖縄の本土復帰直前にカナダへ移住した金城栄次郎さん（喜舎場出身）の娘さんです。2005年にカナダのアルバーター大学を卒業後、JETプログラムの県からの配属で同年8月より北中城高校でALT（英語指導助手）として働いています。
   「北中城高校が大好き。生徒は明るくてあいさつも毎日します。先生方も良い人が集まっています」と語る千栄さん。放課後には部活生と一緒にバレーやバスケットを楽しんだりしているそうです。一見、「体育の先生？」と間違えてしまいそうなほどスポーティーで可愛らしい方です。休日はJETのALT仲間で集まって遊んだり、県内に住む親戚の行事に参加したりと、忙しく過ごしています。
   日本語も堪能で、生徒からも慕われる人気者の千栄さん。12月には日本語能力試験2級に初挑戦するということで、勉強も頑張っています。

沖縄大好き。ALTの仕事は３年間で終わるけど、両親とも沖縄出身で、私はウチナーンチュの血が流れているので、できるなら沖縄にいたいです。