トップページ >  保健師だより


特集!!『メタボリック症候群』について②
 前号では「メタボリック症候群」について、わが北中城村では県内でもメタボリック症候群の割合が非常に高い状況を紹介しました。今回は村の現状を含めもう少し詳しくみてみましょう!
中城の若い男性が危ない!


(「平成15年基本健康診査集計データ集」より)
 グラフでは、北中城村の男性は20歳代からすべての年代において県平均を上回り、また女性では60歳代以降に県平均を大きく上回る状況がわかりました。
 「長寿県おきなわ」が揺らぐ中、「長寿村北中城」も危うい状況にあります。北中城の特に若い世代から生活習慣を見直すことが必要です。

満について  リンゴ型(内臓脂肪型)肥満とは
肥満には体のどこに脂肪が付くかで2つのタイプに分けられます。下腹部や太もも、おしりなどに皮下脂肪がたまる「洋ナシ型肥満」と、内臓のまわりに脂肪がたまる「リンゴ型肥満」です。 特にリンゴ型肥満は「かくれ肥満」ともいわれ外見からは分かりにくく、「おへそ周りの長さ」が簡単な見分け方となります。男性で85cm以上、女性で90cm以上は内臓に脂肪がたまり「メタボリック症候群」→「動脈硬化」→「心筋梗塞・脳梗塞等の血管性疾患」となる危険性が高くなります。
腹囲(おへそ周り)
(メタボリック診断基準より)
男性
85cm以上
女性
90cm以上
ご自分の「腹囲(おへそ周り)」を
測ってみましょう!
重測定のすすめ!  「おへそ周りの長さ」が基準を超える方は、生活習慣の見直しが大切です。
とはいっても「わかっちゃいるけど始められない!」「始めたはいいが三日坊主!」というのが実際のところ。まずは簡単な体重測定から始めましょう。
 測るポイントは
        ①時間を決めて!(朝のトイレ後がベスト)
        ②記録!(カレンダーでもよいです)
        ③目標体重を!(1ヵ月後の無理のない目標体重を決めましょう)。
 簡単に行える体重測定、毎日測ると自然と生活に気を遣うようになるものです。
(次号も引き続き「メタボリック症候群」を特集します。)

< 前のページ | トップページ | 次のページ >