トップページ地域情報・村史でみるあの日の12月
ちゅらさん運動推進
中央児童相談所で説明を受ける
 女性の視点に立った安全で安心な街づくりをめざし、宜野湾地区防犯協会女性部が七月十五日に結成されました。十月十八日の第一回研修会には、地区の女性リーダーなど十八人が参加し、中央児童相談所や女性相談所等を訪問。家庭内での虐待や暴力から逃れて一時保護される子どもや女性の実態について説明を受けました。参加者は、その状況に驚くと共に、「人権尊重の啓発や、地域が連携して犯罪被害をなくす運動を進める必要性を感じる」と感想を述べました。
▲中央児童相談所で説明を受ける
村商工会設立二十五周年チャリティーショー
海外研修生もブラジルサンバで25周年を祝う
十月二十一日、北中城村商工会(安里邦夫会長)が設立二十五周年記念事業としてチャリティー芸能バラエティーショーを具志川市民芸術劇場(響ホール)で開催。遠方にも関わらず、会場には多くの参観者が詰めかけ、琉球舞踊や民謡などバラエティーに富んだショーを楽しみました。ショーの途中で、商工会会長から村社会福祉協議会と福祉作業所あざみに収益金の一部がそれぞれ贈られました。
▲海外研修生もブラジルサンバで25周年を祝う
健康づくり・むらづくり
グループワークしながらいきいきと
 十月二十二日、村社会福祉センターで、健康づくりむらづくり講演会を開催。健康推進員や花咲爺会から四十余人が参加。健康学習学会企画委員や全国保健センター連絡会講師等の肩書きを持つ関原宏昭先生が、いきいきいきと活動する愛知県足助町の高齢者グループZIZI工房と、ばーばらハウスの活動を通して生きがいづくりと健康づくりを紹介しました。健康とは、「健体康心」すこやかな体とさわやかな心を持つこと。自然にふれ、適度な運動と休息、心身のバランスをとり、生きがいを持つことが健康の秘訣のようです!
▲グループワークしながらいきいきと
大人のための舞台朗読会
「障子」 朗読:譜久山米子さん 「約束」 朗読:中村初子さん
 村教育委員会は、十月二十三日、村立中央公民館で沖縄可否の会(三上左京主宰)を招き舞台朗読会を開催しました。藤沢周平作「橋ものがたり」より『約束』を中村初子さんが、山本周五郎作『障子』を譜久山米子さんがそれぞれ朗読。一題三〇分から四〇分を要する作品を朗々と表情豊かに朗読。字島袋から訪れた女性は、「妹と二人できました。物語の情景がありありと目に浮かび感動しました」と感想を述べました。
▲左:「障子」 朗読:譜久山米子さん  右:「約束」 朗読:中村初子さん
第九回北中城ふれあいグラウンドゴルフ大会
団体男子優勝和仁屋チーム 団体女子優勝島袋チーム
十月二十四日、村教育委員会と村体育指導委員協議会はしおさい公苑でグラウンドゴルフ大会を開催。日頃の運動不足の解消と心身のリフレッシュ、交流が主目的。各字男女各二チーム以内で、女性三十歳以上、男性三十五歳以上で男女ともに六十歳までが参加資格。 結果は下記のとおりです

 団体の部(男子)
  優 勝 和仁屋チーム
  準優勝 渡口チーム
  三 位 安谷屋チーム

 団体の部(女子)
  優 勝 島袋チーム
  準優勝 安谷屋チーム
  三 位 石平チーム

 個人の部(男子)
  優 勝 比嘉清光(和仁屋)
  準優勝 安里秀一(喜舎場)
  三 位 名幸房男(渡口)

 個人の部(女子)
  優 勝 金城安子(渡口)
  準優勝 新垣幸子(石平)
  三 位 比嘉奈々子(島袋)
▲左:団体男子優勝和仁屋チーム  右:団体女子優勝島袋チーム
幼・小・中学校交流授業研究会開催
総合(5年)河川を調べよう。丁寧な調査結果をパソコンで整理し披露
 十月二十六日、村学力向上対策委員会の学校教育部会が、交流授業研究会を北中城小学校で開催しました。村内の幼児・児童・生徒の実態を相互に理解し、学習指導方法の工夫や改善を図り「確かな学力」の定着を図ることが目的です。 綿密な指導案に基づいた、国語科(四年)、算数科(二年)、生活科(一年)、総合的な学習(五年)の授業がそれぞれ提案され、村内の先生方や保護者が熱心に参観しました。
▲総合(5年)河川を調べよう。丁寧な調査結果をパソコンで整理し披露
幼・小・中学校交流授業研究会開催
バランスのとれない飲酒運転
 沖縄県は、十年間も飲酒運転の検挙者が全国ワースト一位、その中でも宜野湾地区(宜野湾市、北中城村、中城村)はさらにワースト上位にあることから、宜野湾地区飲酒運転撲滅青年連絡協議会を結成。十月二十八日には、北中城村立中央公民館で汚名返上に向け青年など関係者六十人余が参加して宜野湾地区飲酒運転撲滅青年大会を開催。青年による意見発表や、実際に飲酒しての自転車走行や歩行実験等で、飲酒による運転の怖さを訴えました。
▲バランスのとれない飲酒運転
老人・婦人会運動会
懸命にゴールマーを操る
 老人と婦人がスポーツで健康の保持と、生きがい、ふれあうことで互いに理解し協力することを目的に十月三十一日、若松公園で老人・婦人運動会を開催。団体演技や競技種目のほか、未就学児のかけっこや親子三代リレーなどがにぎやかに繰り広げられました。昼食時の応援合戦も熱戦を展開。天気に恵まれ、故障者もなく楽しく賑やか。婦人会は二十五回目の記念大会になりました。
競技の結果は次のとおり

 老人クラブ
   一 位 屋宜原老人クラブ
  二位 渡口寿会
   三位 和仁屋和む会

 婦人会
   一 位 仲順婦人会
  二位 大城婦人会
▲懸命にゴールマーを操る
村史でみるあの日の十二月-新聞資料編より
御真影交附式 〔琉新 明35年12月19日・金〕
 昨日午前八時県庁内倹徳館に於て仲西、渡慶次、美東、津堅、平安座、喜舎場、平良、伊計の各尋常小学校に対し、御真影交附の式を挙げたり。
喜舎場尋常小学校修学旅行記 一 職員〔琉新 明41年12月25日・金〕
 先に島尻郡南風原尋常小学校尋常科第五、六学年の児童中頭郡旅行の際我が校に一泊をなせしに、我が愛児童等は之を羨み、吾等も旅行をいたしたき旨を願ひ出でたれば一時は能はざるものと考へて之を止めんとせしも、日毎に願ひて止むべくもあらざりければ土曜日に出で立ちて一泊し読谷山、具志川地方を見聞するつもりなりしも其筋の注意により方向を変へて都へ上る事とはなりけり。ー以下略
旧正月廃止につき 一 農夫〔琉新 明42年12月9日・木〕
 先般中頭郡村長会にては旧正月廃止の件を可決せし由。是れ将に然るべき機にして、若し此好機に於て実行し得ざるに於ては、遂に手を束ねて自然に放任するの止むを得ざるに至るべし。 然れども旧来の久しき慣習を一朝にして打破する事なれば、是れ亦容易の業に非ず、為政者の大手腕を要すべき実際問題たり。しかも此処に慣習より、より以上の一大難事の伏在するを是れ経済問題なり。ー以下略。
中城通信 蕾花坊 〔琉新 明43年12月10日・土〕
△中城村字渡口青年会は去十一月二十七日日曜日午後一時頃より其一事業として学事及農事の奨励会を同字ウガン堂毛に於て開催せり。集会者無慮百五十余人来賓には大田村長、喜舎場小学校職員列席す。開会の時刻となるや山岳も揺めく大太鼓の合図に玉那覇会長喝采の声裡に堂々たる音調を以て開会の辞を述べ終り続いて可愛無邪気児童の国歌は東岸の真砂洗ふ潮声と相和し会場一層の謹厳を添へて、次は品行学力出席優良の児童三十六人と学業熱心な十四人とに各等級別に賞品を、中等学校入学者三人へ奨励金を授与せしこと□同字出身美東校訓導嶋袋善加氏、大田村長、喜舎場校訓導我如古、比嘉両氏の児童及会員に対する有益なる談話あり。終って茶話会に移り散会せしは夕陽西山に入るの頃となり。
ー以下略。
寝所へ推参 ハブ公に咬まる 〔琉新 昭15年12月18日・水〕
〈前略〉
 中城村字伊舎堂三〇一農業安里盛繁(十六)は、本月八日午前十時ごろ居字原野で左足背をハブに咬まれたが、直ちに字熱田小橋川医師の手当と血清注射で命拾ひした。
原山勝負差分式 〔朝日 昭18年12月11日・土〕
 中城村ではこのほど村記念運動場で今年度原山勝負差分式を行ひ、村勢振興会から第一位仲順部落へ晴れの優勝旗が贈られた。ひきつづき全村民集って前線将兵の武運長久祈願祭を執り行ひ、終って国民学校児童の錬成競技、軍用保護馬の鍛錬競技があり賑った。

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