令和4年度 琉球大学連携講座「北中城村のまちづくりを考える」 レポート
更新日:2023年02月24日
概要
琉球大学と北中城村が包括連携協定に基づき実施する公開授業「地域企業(自治体)お題解決プログラム」が令和4年後期に開催されました。この授業は、自治体が抱える課題について、講義やフィールドワークを通して課題解決の提案を行う実践的な授業です。北中城村からは役場や観光協会の職員が講師として参加し、オンライン授業を3回(6科目)、フィールドワークを1回行いました。
各回のレポートと授業のスライドを掲載します。
第1回 オンライン講座 令和4年10月11日(火曜日)
初回となる授業では、村全体のまちづくりの指標となる総合計画/総合戦略と、地域福祉を取り巻く現状と課題について学びました。
前半の「北中城村のまちづくり 総合計画・総合戦略」では、役場企画振興課企画係の仲村係長から総合計画の概要や、各種統計から見る村の課題、今後の目標について学びました。
後半の「福祉の分野で考えるまちづくり -福祉と地域の互助について-」では、村役場福祉課社会福祉係の大城係長から地域を取り巻く福祉の現状と課題について説明があり『地域で「互助」を支える人財 をどのように確保するか』という課題提示がありました。
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第2回 オンライン講座 令和4年10月18日(火曜日)
第2回は農林水産課から「農を活かした健康・福祉の里づくり」事業の説明と、生涯学習課文化振興係から北中城村の歴史・文化について説明がありました。
前半の「農を活かした健康・福祉の里づくりに向けた推進事業」では、役場農林水産課農村活性化係の羽根川さんから、村の抱える課題と現在進めている農を活かした健康・福祉の里づくり事業の紹介があり、『当事業と地域住民との繋がりをいかに創出するか?』という課題が提示されました。
後半の「北中城村の歴史と文化財」では村教育委員会生涯学習課文化振興係の小橋川さんから北中城村の歴史や、世界遺産中城城跡周辺の地区計画ついて紹介がありました。沖縄本島外からの受講生も多かったため、活発な意見交換が行われました。
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第3回 オンライン講座 令和4年10月25日(火曜日)
第3回は地域通貨や北中城の観光について学びました。
前半の「北中城村地域通貨事業について」では、村役場企画振興課地域振興係の棚原係長から、地域通貨まーいの紹介があり、『プレミアム(原資)を付与せず 地域通貨の価値を高めるにはどうすればよいか、価値を高める付帯サービスとは?』という課題提示がありました。
後半の「北中城村と沖縄観光振興 地域䛾視点で見るこれからの話」では、村観光協会の高橋さんより、沖縄県や北中城村を取り巻く観光についての説明があり、『繋げ役の人材育成や発掘 』『地域の課題を吸い上げる仕組み』『 理想の地域の窓口とは?』といった課題提示がありました。
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第4回 フィールドワーク 令和4年10月30日(日曜日)
座学で得た知識をもとに、実際に北中城村内を視察するフィールドワークを行いました。 今回は「世界遺産中城城跡」で城跡を取り巻く歴史について学んだ後、「中城公園」から農を活かした健康・福祉の里づくり事業の事業用地を視察、イオンモール沖縄ライカム内にある「北中城村観光協会、スタジオキタナカ」を見学。その後ライカムの屋上から村内を一望し、アワセ土地区画整理事業について学びました。
視察後は、ビジネスアプリ「Slack」にて各授業やフィールドワークの振り返りが行われました。4つのチームはそれぞれ課題を設定し、SlackやZoom等のオンラインツールを使って解決策を模索しました。
最終発表会(オンライン) 令和5年1月31日(火曜日)
座学・フィールドワークで学んだ知識を元に、琉球大学の講座受講生が課題を持ち帰り、4チームに分かれて解決方法を模索しました。1月31日火曜日の最終発表会では、各チームにスライドを使いながら発表を行いました。
チームA:めんそ~れ~ゆいまーるハル村!
チームB:地域「互助」を支える 関係人口創出プラットフォーム構築
チームC:北中城村のまちづくり 「まーい」のシビックテック活用
チームD:まーいが繋ぐ人とまち~循環型地域 ~通過するだけの通貨じゃない~
発表会には村長をはじめ職員も多数参加し、様々な意見交換が行われました。
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