ブックタイトル広報北中城2月号

ページ
16/20

このページは 広報北中城2月号 の電子ブックに掲載されている16ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

広報北中城2月号

文化振興だよりサーふう砂糖ターづくり~歴史風ち致資産調査より~サトウキビを積んだトラックが走る季節となりました。現在はすべて製糖工場へと運ばれますが、戦前は集落内のサーターヤー(製糖小屋)で製糖作業が行われていました。馬や牛に引かせてサーターグルマ(圧搾き機)を回転させ、サトウキビをしぼり、その汁を釜で煮つめて黒糖を製造するという作業です。親戚や隣近所などで組を作り、共同所有しているサーターヤーで行われていました。村内の各集落には、それぞれ数か所のサーターヤーが所在していました。その中から、今回は荻道についてご紹介したいと思います。あっさくイー荻道にも集落内に4か所のサーターヤーがあり、そのうち3か所(上グミナカグミシチャグミメームトゥ組・中組・下組)が、屋号:前元の西隣の敷地内に所在していました。ですが、馬ウーヤー(馬追い)をした経験もある昭和6(19 31)年生の話者に聞くと、上組と中組は使われていたが、下組はあまり活動しておらず、屋根も上組と中組は瓦葺きで、下組は茅葺きだったと思うとのことでした。それから、サーターヤー敷地の北側にはクムイ(溜池)がありました。このクムイは、製糖期が終わると、次の製糖期までの1年間、ヒチギタ(馬に引かせる木製の棒)などを沈めて保管しておく場所でした。上組・中組・下組の3つ分を入れておくことができるほど大きく、1m50cmぐらいの深さがありました。そして、製糖期になるとまた取り出し、汚れなどを洗ってから使っていたそうです。そして、製糖作業がすべて終わったあとには、ウージヌマンサン、あるいはクシユクヮーシーと呼ばれる慰労会が各組ごとに行われました。重労働のあとのお楽しみが、にぎやかにくりひろげられたのですね♪文化振興係では歴史風致資産調査の一環として、戦前の集落の様子などについて聞き取り調査を行っております。これからもご協力よろしくお願いします。参考文献:『北中城村史第2巻民俗編』下組前松根問い合わせ/村教育委員会生涯学習課文化振興係?935-377391クムイ中組上組シンシー新屋(栄茂新屋)上ヌ新屋9089松安里94後新屋敷96 95▲1935?19 4 5(昭和10 ?2 0)年頃の荻道の屋号地図(※南西側部分)前元■実施レポート!北中城村キャリア教育フォーラム2 018昨年12月23日(日)、「どう伸ばす?「子どものやる気」?家庭・学校・地域が出来ること?」をテーマに、子どもたちの輝く未来を創るために、身近な大人がどうしたらいいかを地域全体で考えるキャリア教育フォーラムを北中城村総合社会福祉センターで行いました。第1部の講演会では、全国各地で活躍しているカラーセラピストの飯田暢子さんが登壇。自身のキャリアや幼少期の体験談、人間心理に基づいて色彩を活用した子どもとの接し方について講演されました。第2部のトークディスカッションでは、北中城村内で仕事を通して子ども達の育成に携わっている方々が登壇し、子育てや子ども達の未来、可能性について意見を交換しました。昨年度に引き続きフォーラムの進行は、北中城高校放送部が行い、プロ顔負けの司会力を発揮しました。会場全体が終始、楽しく笑顔が溢れるフォーラムとなり、参加者からは、「北中城村の子ども達は村に素晴らしいキャリア教育があり幸せですね。今後も発展的に教育を続けてください。子ども達の将来が楽しみです」、「私は子ども達と関わって4年目。自分なりに確認をしにきました。居場所は大切ですね。足を運んでよかった」などの感想を頂きました。当日は、教育関係者、子育て中のお父さんやお母さんの他、村内事業所や地域に住む方々など多くの方にご参加いただきました。誠に有難うございました。ホームページ:http://gj-kitanakagusuku.com/問い合わせ/北中城村グッジョブ地域連携協議会みんなで育てよう!北中城の未来の人財!E-MAIL:kitanaka@goodjoboki.com?:080(8379)1053※平日午前9時?午後6時2019. 2月号広報16