ブックタイトル広報北中城1月号

ページ
15/20

このページは 広報北中城1月号 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

広報北中城1月号

文化振興だよりふう郵便局のはじまり~歴史風ち致資産調査より~あけましておめでとうございます。平成最後の年賀状、たくさん届いたでしょうか?今回は、郵便に関わることをご紹介します。あさとえいたろうミーナカジュニじんりょく北中城村の郵便局開設には、喜舎場出身の安里永太郎氏(屋号:新仲宗根)の尽力があったことをご存じでしょうか?いしゃどう昭和初期、北中城村区域の郵便は中城村伊舎堂に所在する中城郵便局が取り扱っていました。それを不便だと感じた安あざさんどう里氏は、郵便局設置の運動を始めました。各字の責任者である全議員の賛同を得るために、議員の家を一軒一軒まわって願書に署名をしてもらい、さらに2万円の保証金を工面して、※1ていしんしょう逓信省へと提出しました。それが実り、1934(昭和9)たんがんしょ嘆年に郵便局の前身である「喜舎場郵便取扱所」が開設され、安里氏が所長となりました。さらに1937(昭和12)年には、「喜舎場郵便局」に昇格し、1941(昭和16)年には「北中城郵便局」と改称しました。初代局長も安里氏が務めました。郵便業務は手紙・小包・為替・生命保険・電報・電話などを取り扱っており、配達は徒歩で行われ、電報だけ自転車を使っおおたいせいて昼夜を問わず配達していました。しかし、戦争のため1945(昭和20)年3月には業務停止となり、安里氏も大田為正氏おながせいきち(仲順の大順堂医院の医師)や西原の郵便局長の翁長正吉氏らと一緒に行動し、糸満で捕虜となりました。戦争終了後、1945(昭和20)年9月4日に※2しじゅんかい沖縄諮詢会が各地の市長に郵便引受け配達事務取扱いを委嘱し、戦後の郵便業務が再開されました。北中城郵便局も、翌年の1946(昭和21)年4月24日には再建することができ、安里氏は1950(昭和25)年まで局長を務めていました。文化振興係では歴史風致資産調査の一環として、戦前の集落の様子などについて聞き取り調査を行っております。今回の北中城郵便局についても何か情報がありましたら、ぜひお知らせください。これからもご協力よろしくお願いします。“POST OFFICE北中城郵便局”の文字が見える※1逓信省…1885(明治18)年に発足した中央官庁。郵便や通信を管轄した。※2沖縄諮詢会…戦後の沖縄最初の中央政治機構。委員長は志喜屋孝信氏。参考文献:『北中城村史第2巻民俗編』『北中城村史第4巻戦争・証言編一』『喜舎場誌』安里永太郎氏▲北中城郵便局職員1947(昭和22)年(『北中城村史民俗編』P259より転載)お問合せ/北中城村教育委員会生涯学習課文化振興係?935-3773北中城村地域安全・防災メール~村情報配信システム開始!~北中城村では、新たな情報伝達手段として、村役場からの情報を携帯電話やパソコンへメールへ配信するシステムを開始しました。「北中城村地域安全・防災メール」に登録し、防災情報やイベント、子育て支援情報などいち早く受け取りましょう。登録手順北中城村テレフォンサービス用電話番号050-5578-2623(最新配信情報が自動音声で流れます。通話料が発生します)1コチラのメールアドレスに空メールを送りましょう。bousai.kitanakagusuku-vil@raiden2.ktaiwork.jpお問い合わせ村役場総務課総務係?935-2233家屋を取り壊した場合はすみやかに届出を家屋を取り壊したが、届出をしていない、あるいは滅失登記をしていない場合は、取り壊されていても把握できないことがあり、次年度も課税されることがあります。家屋を取り壊したときは、家屋滅失届出を役場税務課まで提出して下さい。※解体証明書等が必要になる場合があります。問い合わせ北先中城税村務課テレフォンサービス資産税係内線(222・223)用15 2019. 1月号広報