ブックタイトル広報北中城12月号

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概要

広報北中城12月号

平成30年4月から国民健康保険制度が変わります!国民健康保険制度は、国民皆保険の基盤となる仕組ですが、「年齢構成が高く医療費水準が高い」「所得水準が低く保険税の負担が重い」「財政運営が不安定になるリスクの高い小規模保険者が多く、財政赤字の保険者も多く存在する」という構造的な課題を抱えています。安定的な財政運営のために県が財政運営の責任主体となり、市町村ごとの標準保険料率を算定・公表し、保険給付に必要な費用を全額支払います。制度改正による国保加入者への影響としては、同一都道府県内で引っ越した場合に、その後も同じ世帯であることが認められば高額療養費の多数回該当が引き継がれます。これにより該当者の負担が軽減されます。その他の資格管理や保険給付、保険税の納付先、各種届出窓口は変わりません。国保会計の平成28年度赤字額約7千万円!国民健康保険特別会計(国保会計)は、平成17年度から赤字が続いています。平成28年度決算では、約7千万円の赤字となっており、今後も厳しい状況が続くと見込まれます。医療費、加入者数ともに減少傾向にありますが、一人当たりの医療費は、ガン、生活習慣病、医療の高度化、被保険者の高齢化などにより増加傾向にあります。早期発見、早期治療が医療費の抑制につながります。特定検診及びガン検診を受診しましょう。一人当たり医療費と加入者数一人当たり医療費加入者数250,000245,000240,000235,000230,000225,000220,000215,000210,000(円)H24H25H26H27H286,1006,0005,9005,8005,7005,6005,5005,4005,3005,200(人)文化振興だより「渡口・和仁屋近世墓群」で新たに発見された古墓文化振興係では、県道宜野湾北中城線改良事業に伴う「渡口・和仁屋近世墓群」の発掘調査を行いました。今回、調査の対象となった墓は、今年度の工事中に新たに発見されたもので「A-5号墓」と仮称しています。「A-5号墓」は方言でフィンチャーと呼ばれる掘り込み式の墓で、墓室内にはコたなずしがめの字状と出窓状の棚(厨子甕を安置する場所)を設ける形状となっています。墓室内からは8基の厨子甕(骨を納める骨壷)が出土し、そのうち4基には銘書が記されていました。銘書とは方言でミガチと言い、厨子の蓋や胴部などに書き記された銘のことで、姓名、屋号、役職、続柄、死亡・洗骨年月日などが記されています。判読できた銘書の内容は以下の通りです。※11号厨子甕大正四年旧八月廿三日洗骨六代城間蒲※22号厨子甕咸豊七年丁巳五月十四日濱川城間□之※23号厨子甕咸豊七年丁巳五月十四日濱川□志之城間妻※36号厨子甕(蓋の内面)?光緒九年癸未十一月六日洗骨濱川之志不城間女子四女牛同年孝□人□城間筑登之親雲上※36号厨子甕(蓋の縁)光?緒九年癸未十一月六日洗骨濱川志不城間女子牛発掘された「A-5号墓」の全景出土した厨子甕は、遺失物法にもとづく届出と文化財鑑定を完了し、文化振興係で保管しております。銘書の内容に心当たりのある方は、下記の連絡先までご連絡ください。厨子甕の取り扱いなどについて、ご相談をさせていただきます。※1 1915年※2 1857年※3明治十六(1883)年※4□は判読不能の文字。お問合せ/北中城村教育委員会生涯学習課文化振興係?935-3773墓室内に納められていた厨子甕17 2017. 12月号広報