ブックタイトル広報北中城5月号

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概要

広報北中城5月号

「東北にエイサーを届けたい」東北エイサープロジェクト[H28.8/6~8]東日本大震災の被災地をエイサーで元気付けようと、村内青年が中心となり、プロジェクトを立ち上げ、宮城県南三陸町、福島県新地町を訪れ、被災地へ勇敢な舞を届けた。■平成27年12月に立ち上げ☆Yorisoi隊の活動に参加し、被災された方からエイサーを見たいという声が背中を押した。物品販売、イベントでのテナント活動、寄付金集め、皆で協力し合った。寄付を集める際には、「支援をしたいなら、エイサーではなく、お金を届けるべきではないか」との声もあった。しかし、「自分達にしか出来ないエイサーを届けたい」と皆で確認もしました。お話を聞いた金城プロジェクトリーダー■若者を中心に取り組んでみて☆災害の時、青年の役割って何だろう。起きる前のコミュニティー作り、本気の避難訓練だと思う。地震が起きて津波が来たら、まず自分の命、他者を助けるために自分が犠牲になってはいけない。被災地へ元気付けに行ったつもりが逆に元気をもらった。「おもてなし」に感動した。現地の町長や議長が最後まで出席してくれたり、冷たいタオルをくれたりとか、交流会にも涙する場面も見られた。それになんと言ってもメンバー内の絆が強まりました。■現地でのふれあいを通して☆社協と町長、議長。まつりは商工会、職員と交流した。行ったメンバーはやればできるというのを経験にして欲しい。でも、それは先輩達が助言をしてくれたり、サポートしてくれたおかげというのも忘れてはいけない。それをこれからの後輩へ託す土台を作ったつもりです。「やるしかねえべ祭」に出演後、新地町町長を囲んで■村民へ伝えたいこと☆今まで青年会の活動を理解し、本気で信じてくれて、応援してくれた皆さんに感謝しています。これからは応援してもらったものをものを還元していきます。沖縄県募集の災害時応援・派遣へ喜納課長が手をあげ、被災家屋の解体、撤去に関する事務に従事しました。台風のたびに避難所を開所しているので、避難所の運営へ役立てたいと思い志願したそうです。保健師という資格もあるので、万が一体調が悪い人、お風呂のケア、今後の職員派遣を見越してまずは自ら行き、その後職員を安心して行かせたいという気持ちから熊本県宇土市へ行きました。■被災者に接してみてお話を聞いた☆担当した窓口では、自宅が全・半壊された方々と接することが多く、余震によって壊れかけ喜納福祉課長た家屋がお隣や歩行者に被害を与えないかと心配されていました。大雨による土砂災害も発生していて、度重なる災害に心が痛みました。また、宇土市職員の方々は、ご自身も被災者でありながら住民のために寄り添い支援する姿には頭の下がる思いでした。役所機能と災害対策本部が設置された宇土市民体育館内部の様子(H28.6.27撮影)講師を依頼した高橋さん(前列左から3番目)を囲んで(南三陸町)熊本地震に係る災害時応援・派遣4月16日熊本地震(本震)により大きく損壊した宇土市役所庁舎(H28.6.28撮影)喜納福祉課長[H28.6/24~30]■被災地から学ぶ・考える☆宇土市は4/16未明の本地震により本庁者4階部分が崩壊し、役所機能が停止したことによる混乱が大きく、被災者支援の開始にも影響を与えていると考られる。市民体育館で市業務を再開するが、机も筆記用具もない事から被災後2週間は職員は体育館へ泊り込みの状況だったと聞きました。災害後の罹災者窓口や村外からの応援職員の事務等を、庁舎内で行うためにはスペースが必要です。また、災害時に「継続する業務」「停止する業務」を決めておき、何段階かのステージに分け通常業務に戻していくよう取り決めておくことが重要だと感じました。いざという時、自分を守るのは自分。備えを忘れずに3 2017. 5月号広報