ブックタイトル広報北中城5月号

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概要

広報北中城5月号

被災地応援、支援特集北東「東北被災地視察」東日本大震災で甚大な被害を受け復興に向かっている福島県新地町、宮城県南三陸地区、平成27年9月関東東北豪雨災害が起こった宮城県大崎市古川の現状、震災体験、現地で活動されている民生委員児童委員との交流から、実際体験された安否確認・見守り活動、平常時からの活動へ取り組めるよう体制作りの方法を学びました。新地町では、561世帯が倒壊、118名死亡との現実を踏まえ、民生委員児童委員から被災地体験談をお聞きしました。自分が住んでいた地域で多くの身内が亡くなった中、「生きていれば何とかなる。命だけは残して欲しかった」という言葉が特に心にしみました。DVD鑑賞では、50年後の新地人へと称し、農業、漁業等、あらゆる立場の方々からのメッセージがあり、復興への意気込みを感じました。民生委員の方々が、大きな災害を体験したにもし関わらず、明るく前向きな姿勢は、平常時からの見守り活動、安否確認をする中で得た信頼関係に基づいた活動を行っていたからだとっ思いました。被災地では、「てんでんこ」(家族が落ち合う場所等)が家庭でいつも話し合われている共通の合言葉で、高い所へバラバラに逃げなさい。との意味で命を守る大切さをつくづく感じさせられました。民生委員児童委員安里信美(研修報告より一部抜粋)北中城村民生委員児童委員協議会[H28.9/26~28]津波の潮に浸かった杉の木は枯れてしまい、どれくらいの高さまで押し寄せてきたのかを想像した。沿岸部において、どのように海と向き合い、生活の活動拠点をどう作っていくのか、地域住民に寄り添う行政の手腕が試される。南三陸自治会長の高橋才次郎氏による当事者でないと話せないことに時間を忘れて聞き入りました。最も強烈に残った言葉が「てんでんこ」です。後ろを見ず、逃げろ!とても厳しい言葉です。そのためには日頃からの防災意識を高め、訓練があったからこそ言える言葉だと思います。大川小学校にはバスを降りて、校庭に入ると、こんなに近くに津波から逃げられる山が有りながら、未来ある子ども達の命を失ってしまった現場に立って、悔しくて、悲しくて仕方がありませんでした。民生委員児童委員比嘉實(研修報告より一部抜粋)本熊被災地の支援へYorisoi隊[H23.3月以降延べ30回(H29.4月時点)]平成23年3月東日本大震災後結成したYorisoi隊。これまで福島県、宮城県、熊本県、3県に訪れ、被災地を支援してきました。Yorisoi隊キャプテン大城健さんを中心に300人のメンバー、60頭(登録数)のセラピードッグと支援の輪は広がっている。被災者へ支援が押し売りにならないことを念頭に活動を続けている。お話を聞いた大城キャプテン■Yorisoi隊結成のきっかけは☆特別大きくやるわけではなく、ゆいまーるとかいちゃりばちょーでーの気持ち。北中城村から被災地を応援出来ないか。1つの町が1つの町を応援する。この取り組みが広がれば、日本中で被災からの復興が早くなると思う。海に囲まれた沖縄は全市町村が災害にあう。災害に強いまちづくりをするためには行政に頼る方法もあったかもしれないが、交流を通してできる災害復興もあると思う。■活動を通して☆誰でもYorisoi隊に入隊できます。県内ではこのような団体はない。高校生も行った実績もある。被災している中、真冬(3月)のわかめ収穫を地元の方々と一緒に働く体験を通して、自分を見直し自信へとつながり不登校から立ち直った方もいました。しっくいシーサー作り体験炊き出し支援■村民に伝えたいことは☆災害時は日頃から訓練していないと対応できない。支援は自分達のためにもなっているし、元気になる。メンバーもリピーターが多い。自費で行く中で何かを感じていると思う。本人だけでなく、送り出す家族も支援している一員です。2017. 5月号広報2