ブックタイトル広報 北中城 6月号

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概要

広報 北中城 6月号

 はじめまして、山口かすみと申します。このたび「地域おこし協力隊」の一員として北中城村に参りました。生まれ育ったのは兵庫県の明石市で、そこは(時間と体力が許せば)市内全域を自転車でスイスイと回れるような、平坦で起伏のない土地です。沿岸部であることを除けば、北中城村とはほとんど正反対の地形といえるでしょう。 ここへ来てまず嬉しかったのは、高台から入り江がきれいに見えることでした。でも海がきれいだと言うと、「沖縄のひとは海があるのが当たり前だからあんまり見ないよ」とのことでした。瀬戸内の人間は海の傍で育ちながら、眺めるのも遊ぶのも好き、という人が多かったので、これにはびっくり。勿体無いなぁ、という気持ちの前に、この意識の違いはどこから来るのだろう?と思いました。そしてそれが自分たちに求められる視点なのだろうと思いました。 「地域おこし協力隊」は、地域が都市部の人員を募集し、違う視点や技術を取り入れることで地域の活性化を図る制度です。真ん中の「おこし」という字はひらがなで書かれます。この「おこす」を地域に使う場合はふつう「興す」ですが、加えて人の心の火を「熾す」・地域に眠っているものを「起こす」…など様々な意味あいをこめてひらがなで表記されています。「つくる」ではなく「おこす」。一から新しいものを作るのでもなく、余所のものを踏襲するのでもなく、今あるものの価値を再発見し、よりよい形で発信すること、それが私たち協力隊の任務です。北中城村をおこすために何が必要かを考える上でも、まずはこの村のことを知らなければ何も始まりません。たくさんのものを、楽しみながら知っていきたいと思います。街中で見かけた際はぜひお声をおかけください。どうぞよろしくお願いします。地域おこし協力隊ですはいさい 都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を移動し、生活の拠点を移した者を、地方公共団体が「地域おこし協力隊員」として委嘱。隊員は、一定期間、地域に居住して地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR 等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組。▲ 左から3 番目が私です 農地又は採草放牧地を耕作の目的で所有権を移転(売買・賃貸借等)などをする場合は農地法第3条に基づく農業委員会の許可を受けなければなりません。この許可を受けずにした行為は無効になります。詳しくは村農業委員会にお問い合わせください。村農業委員会よりお知らせ ~農地法第3条許可について~2016.5.25 ? 3 ?