海外移住者子弟研修生3人の修了式が11月27日、村立中央公民館で行われました。
8月に来村し、約3か月間、日本語研修のほか、書道、三線、琉球舞踊、夢海渡太鼓、琉球料理など日本・沖縄の文化の修得に励んだ研修生の晴れ舞台。新垣邦男村長より修了証書を授与された研修生は、異口同音に、受け入れ先の家族や親戚、指導にあたった方々、村関係者、故郷の村人会、共に学んだ研修生などへ感謝の気持ちを込めたレポートを発表しました。三線、舞踊、太鼓の披露や、研修生みんなで作成したビデオ（思い出のアルバム）の上映もあり、会場に訪れた多くの関係者と一緒に研修の軌跡を振り返りました。
安里グスタボ（アルゼンチン）
この研修のチャンスを与えてくださった方々に、とても感謝しています。私の祖父の故郷にこられて、とてもうれしいです。
北中城のいろいろなところを見に行きました。中学校と小学校と老人・婦人の運動会や、熱田自治会と喜舎場自治会の祭りなど見に行きました。とてもよかったです。
私は北中城で学んだことを、アルゼンチンへ帰っても一生忘れません。今後機会がありましたら家族で北中城に来たいと思っております。では、みなさんお元気でさようなら。
三線を弾く姿も堂々と
新垣トミ（ペルー）
私は三か月前に日本へ来ました。ここに来たときは、日本語があまりわかりませんでした。今はゆっくりだと日本語が話せます。
ペルーとは文化の違う沖縄へ、大きな期待と大きな不安を持っていました。でも沖縄のみんなと役場の人と花崎さんの家族と先生達は、温かく迎えてくれました。
毎日、新しい経験をしました。沖縄の文化を少しずつ習いました。
沖縄のみなさんほんとにたくさんいっぱい全部いろいろどうもありがとうございました。
かぎやで風も上手になりました
新垣ルシアナ（ブラジル）
七十一年前わたしの祖父と祖母が沖縄からブラジルへ行きました。私は祖父と祖母をとても尊敬しています。
いま私は沖縄に来てとても幸せです。私は祖父と祖母が生まれたところをいつも知りたいと思っていました。
三か月間の研修は短かったです。初めての文化や習慣や食べ物や場所など驚くことばかりです。三か月間勉強したことをブラジルの村人会のみんなにいろいろ教えたいです。
みなさん、ほんとにありがとうございました。
お世話になった受入家庭のみなさんと一緒に
「中城若松の墓」整備工事の安全祈願祭が、12月5日に若松公園内「中城若松の墓」で行われました。
工事の安全を祈願
祈願祭には新垣邦男村長、川上辰雄教育長、地元安谷屋の比嘉守光自治会長や村教育委員会職員、工事関係者が参列し、工事の安全を祈願しました。
本整備工事は、墓袖石積みの解体積直しと解説板の設置、遊具広場から史跡へ通じる階段の設置を計画しています。平成19年度電源立地地域対策交付金事業として実施され、平成20年3月竣工の予定です。