トップページ科学作品展で最優秀賞 他


知念佐枝さん 次の研究テーマは?


数ある標本の中の一つ

 第四十五回県児童生徒科学賞作品展(県理科教育協会など主催)の小学校・生物部門で島袋小学校三年生の知念佐枝さんが最優秀賞を受賞しました。同作品展は、児童生徒の創造性や表現力と科学的なものの見方や考え方を育むことなどを目的に行われています。
知念さんは、中部地区の作品展に毎年出展し、一年生で銀賞、二年生で金賞をもらっています。いずれも植物の研究でした。
 今回は、一学期に先生から毛ご(卵から孵ったばかりの毛の長いかいこ)十七匹をもらって育てたことがきっかけになりました。
 佐枝さんは研究について、「育てているうち、かいこがどんなふうに脱皮して卵を産むのか詳しく調べてみたくなり、群馬県にある研究所から卵を取り寄せ五百匹のかいこを育てることにした。桑の葉集めや糞の掃除が大変で目が回りそうになった。でも、ふしぎに思っていた事がよく分かってきた。北中城村にも、七つくらいおもしろい昆虫がいると聞いているので調べてみたい。わくわくするテーマが頭の中でメリーゴーランドのようにまわり、次の研究のアイデアがわいてくる」と話し研究意欲旺盛です。 
 審査講評では「幼虫を根気強く育てながらしっかりとした文章とスケッチや標本で丁寧に記録されている。国道五十八号沿いの桑の葉を食べた幼虫が死んだ原因を、葉を観察して車の廃棄ガスのすす煤だと気づいたことなど見事」と高い評価を受け、東京での全国大会に出展することになっています。
 10月2日、北中城小学校と島袋小学校で運動会が行われました。
 会場は、かけっこや団体演技に一生懸命に取り組む子どもたちと、それを応援する家族で賑わいました。我が子の晴れ姿をカメラとビデオに納めようと撮影に余念のない保護者。今年は、中学校でも体育祭が行われ、保育所や幼稚園など10月の土・日曜日は運動会が続きまさに“スポーツの秋”でした。

 村文化協会(大城盛光会長)が、九月二十四・二十五の両日、村立体育館で文化祭(展示部門)を開催しました。文化協会らしいキャッチワードに誘われて、今回も三百人を超す多くの参観者が訪れました。「ふくてぃ」は、誇って、喜んで、祝福しての意。「とぅゆま」は、鳴響もう、響かそう、評判になろう、鳴りとどろかそうの意。文化協会員が自分たちの文化を誇り、その文化を世に鳴り響かし、世に発信する思いを込めた「ふくてぃ とぅゆま」。キャッチワードのとおりすばらしい作品群に、参観者は作品をじっくり鑑賞し芸術の秋を堪能しました。

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