村民の皆様、謹んで新年のお慶びを申し上げます。皆様におかれましては、初春を夢と希望、さらには、ご家族の幸せを願ってお迎えのことと存じます。
私は、村民からの負託を受け昨年十二月二十二日に村長に就任し、日々責任の重さを痛感すると共に、身の引き締まる思いでいっぱいであります。
さて、日本経済はバブル崩壊後、ようやく緩やかに回復基調ではありますが、決して本物とは言いがたく、先行きの不透明感も拭えず景気回復には程遠いものがあります。
国の「三位一体改革」等で、地方自治体の財政状況は年々厳しさを増しているのが現状であり、我が北中城村も例外ではありません。昨年は本村におきましても、厳しい一年でした。合併問題、行財政問題、さらには十二年ぶりの村長選挙等々めまぐるしい一年だったように思われます。
地方自治体にとって、厳しい時代を迎えていることはまぎれもない事実であります。しかし、厳しければ厳しい時ほど、人と人との信頼関係を大事にし事に当たらなければならないと考えます。
私は、「愛される村づくり」を基本に、公正公平で民主的な村づくり、村民一人ひとりが大切にされる村づくりを目指しております。情報化時代では公開できる情報はすべて村民に公開し、開かれた村政運営を推進します。そのためには、村民との充分なる対話が最も重要だと思っております。
まちづくり懇談会の実施、行財政改革と職員の意識改革の推進、産業の創出、福祉行政・環境行政・文化行政の充実、人材育成と教育行政のさらなる推進等々、山積する課題解決のために、村議会とも協調しながら職員と一丸となり誠心誠意まい進する所存であります。 結びに、北中城村の限りない発展のために、村政に対する村民皆様の尚一層のご理解とご協力を切にお願いすると共に、皆様のご健康とご多幸を心からお祈りいたしまして年頭のごあいさつといたします。 |