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2005年迎春 新年のあいさつ
北中城村長 新垣邦男愛される村づくり
 村民の皆様、謹んで新年のお慶びを申し上げます。皆様におかれましては、初春を夢と希望、さらには、ご家族の幸せを願ってお迎えのことと存じます。
 私は、村民からの負託を受け昨年十二月二十二日に村長に就任し、日々責任の重さを痛感すると共に、身の引き締まる思いでいっぱいであります。
 さて、日本経済はバブル崩壊後、ようやく緩やかに回復基調ではありますが、決して本物とは言いがたく、先行きの不透明感も拭えず景気回復には程遠いものがあります。
 国の「三位一体改革」等で、地方自治体の財政状況は年々厳しさを増しているのが現状であり、我が北中城村も例外ではありません。昨年は本村におきましても、厳しい一年でした。合併問題、行財政問題、さらには十二年ぶりの村長選挙等々めまぐるしい一年だったように思われます。
 地方自治体にとって、厳しい時代を迎えていることはまぎれもない事実であります。しかし、厳しければ厳しい時ほど、人と人との信頼関係を大事にし事に当たらなければならないと考えます。
 私は、「愛される村づくり」を基本に、公正公平で民主的な村づくり、村民一人ひとりが大切にされる村づくりを目指しております。情報化時代では公開できる情報はすべて村民に公開し、開かれた村政運営を推進します。そのためには、村民との充分なる対話が最も重要だと思っております。
 まちづくり懇談会の実施、行財政改革と職員の意識改革の推進、産業の創出、福祉行政・環境行政・文化行政の充実、人材育成と教育行政のさらなる推進等々、山積する課題解決のために、村議会とも協調しながら職員と一丸となり誠心誠意まい進する所存であります。 結びに、北中城村の限りない発展のために、村政に対する村民皆様の尚一層のご理解とご協力を切にお願いすると共に、皆様のご健康とご多幸を心からお祈りいたしまして年頭のごあいさつといたします。

二〇〇五年 元日  北中城村長 新垣邦男

イラスト1 イラスト2 イラスト3
北中城村長 新垣邦男新村政と一体となって
平成十七年の年頭にあたり謹んで新春のご挨拶を申し上げます。村民の皆様には平素から議会運営に対するご支援とご協力を賜り心から感謝を申し上げます。
 近年の国内外情勢は暗いニュースが多い中で私たちウチナーンチュにとっては話題に事欠かない一年だったように思います。
 日本女子プロゴルフ界においては沖縄旋風が吹き荒れスポーツ界を賑わしました。中でも宮里藍さんが最年少にして一億円プレーヤーとなり、後に続けとばかり諸見里しのぶさん、宮里美香さんと沖縄フィーバーの一年でスポーツ界を締めくくりました。
 一方、異常気象による台風の再三にわたる襲来、新潟中越地震など自然災害の多発した年でもありました。ひるがえって沖縄県においては沖国大へのヘリ墜落事故が発生し宜野湾市民を恐怖に陥れました。日米両政府で既に返還合意された普天間飛行場は、辺野古沖への県内移設にこだわる県や国に対し、辺野古沖への普天間基地移設反対や再考を促す決議が本村議会をはじめ県内市町村で相次ぎました。
 政府の進める三位一体改革、平成の大合併が全国各地で進展する中、国の一方的締めつけや、行政主導の合併は各地できしみが生じ、全国で合併によって七九の新自治体が誕生したものの一二〇自治体が合併破綻しております。
 本村も議会の議決によって中城村、北中城村合併協議会が設置され、いわゆる合併特例法の期限である平成十七年三月三十一日の合併に向けて協議を重ねてきたところでありますが、両村のインフラ整備(社会基盤)の格差や、住民負担に関する行政手法の違い等、今まで見えなかった部分が明らかになっており、従いまして合併については村民に十分情報を開示して、村民の理解と合意の上で進めるべきと思っております。
 また、昨年十二月五日に実施された北中城村長選挙は十二年ぶりの選挙戦となり、村政始まって以来の三つどもえ戦となりました。
 この選挙は二候補者が合併特例法期限内の合併を政策に掲げ、一方、地域住民を主役に住民本位の合併を進めるべきとする一候補者による選挙戦が展開され、激しい選挙戦の結果、合併慎重論を訴えてきた新垣邦男氏が見事当選を果たしました。
 行政と議会はよく車の両輪でなければならないと言われます。国の三位一体改革により尚一層厳しい行財政運営が現実となることから、議会の役割と使命を本分として新村政と一体となってこの現状を打開すべく努力をしてまいる所存であります。
 本年もまた村民の皆様の議会に対する深いご理解とご協力を賜りますよう切にお願い申し上げますと共に村民各位のご健康とご多幸をお祈り申し上げ年頭のご挨拶と致します。

二〇〇五年 元日  北中城村議会 議長 城間徳盛

今年は「酉年」 今年は「酉年」
 平成十七年は酉年です。十二支の動物の中で、唯一の鳥類です。
 干支の「酉」は「ニワトリ」のこと。単に鳥というとニワトリ(鶏)を思い浮かべる人も多いようですが、ニワトリは人間と最もなじみの深い鳥といえます。 
 ニワトリ(鶏)に関することわざや慣用句は、あまり聞きません。
 「鶏口となるも牛後となるなかれ」は、鶏を小さな組織、牛を大きな組織にたとえて、大きな組織の属員になるよりは、小さな組織でもその頭となることのほうがよい、の意味。小さくとも勇ましい鶏の姿が思い浮かびます。

 一方、「鳥」に関することわざ・慣用句は、いくつかありそうです。「籠の鳥」は、籠に入れられた鳥は飛ぶに飛べないところから、自由を奪われていること。または、そのような境遇にある人。
 「空飛ぶ鳥も落とす(飛ぶ鳥を落とす)」は、空を飛んでいる鳥も落とすほど威力があるさまのたとえ。打ち落とされる鳥といえば「一石二鳥」。一つの石を投げて二羽の鳥を同時に打ち落とす意から、一つの行為によって同時に二つの利益を得ることの意味。「閑古鳥が鳴く」は、貧しくてぴいぴいしているさま。また、商売などがはやらないさまをいいます。閑古鳥を追い払い、今年こそ本格的な景気回復でたくさんのご利益を、といきたいものです。

 「鶏鳴」という言葉があるように、ニワトリの鳴くころといえば明け方近く。朝を迎えるための合図でもあったニワトリの鳴き声を聞く機会は、昔に比べて少なくなったといえます。鳴き声どころか最近は、その姿を見かけることも少なくなりました。昔は農家の庭先などで飼われていて、文字どおり「ニワトリ」でした。現在は鶏舎などで飼われることが多いため、身近に触れる機会も少なくなってしまいました。 昨年は鳥インフルエンザによる感染が問題となり、養鶏農家や私たちの日常生活に大きな影響を及ぼしました。今年はそうした問題が起きないよう祈りたいものです。 
 ともあれ、よい年でありますように。

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